ちょっと気になる?広報なごやが作られるまで
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ちょっと気になる?広報なごやが作られるまで

広報課の伊藤です。

名古屋市が毎月発行している広報紙の「広報なごや」。
名古屋市にお住まいの方であれば、毎月熟読している方もいれば、あまり読んだことがないという方もいるかもしれません。

いずれにせよ、名古屋市にお住まいの方であれば、お手元に届いているこの「広報なごや」がどのような流れと工程で発行されているのか、今回は、その裏側を詳しく紹介したいと思います。

広報なごやとは

まずは広報なごやって何?ってところから説明させていただきます。

広報なごやは、昭和24年3月に創刊されて以来、毎月市政と市民をつなぐパイプとしてその役割を果たし、令和3年8月現在で発行回数は、884回になります。
現在は、毎月1日に発行し、10日までに名古屋市全世帯(約110万世帯)の皆さまに配布をしています。

月によりページ数は異なりますが、基本的には毎月16ページある広報紙を作っています。そのうち1ページから12ページは市版になるので、広報課が担当し、13ページから16ページは区版で各区役所で担当しています。

紙面の構成としては、1ページは表紙、2ページは今月の特集・市長インタビュー、3ページ~5ページは市政トピックスや知っておきたいコロナの話、6ページ~11ページはくらしのガイド、12ページ~16ページは区のページとなります。

紙面の大きな特徴としては、表紙に2ページの特集に関連する写真を大きく掲載し、写真だけを見てパッと今月のテーマを感じてもらえたり、おや?なんだろう?とページをめくってもらえたりするような作りを目指しています。

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ちなみに広報なごやの記念すべき第一号となった昭和24年3月号の掲載内容はこちら↓

★3_第一号

このときは、まだ「弘報なごや」と表しており、創刊から昭和28年3月まで「弘報なごや」の表記が続いていました。

過去3年分の広報なごやは、こちらからも確認できます。

企画会議・・・・・発行の1カ月半前~2カ月前

広報紙を発行する際に、まず初めにすることが係のメンバーによる企画会議です。発行前の約2カ月前までに各部署から周知したいネタを集め、それを元に、広報課のメンバーでまずはどんな内容のネタがあるのか確認し合います。

「今、市民の皆さんにお知らせしなければならないことは何か」
「興味を持って見てもらえるものは何か」「この記事の大きさはどうするか」「現在と未来の社会情勢を見込み、どのような記事を掲載するべきなのか」などを十分検討し、掲載する内容と全体の配置などを考えます。

ちなみに表紙や2ページに掲載する内容については、一大トピックになるので、半年前から掲載に向けて準備していることもあります。

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企画会議の様子

原稿の作成・・・・・企画会議後から着手


掲載が決まったテーマの資料などを各部署から提供してもらい、「実際にどのような形で掲載していくか」「誰に対して何を伝えたいのか」などを細かく考えて、原稿を作っていきます。

また各部署から集まってくるネタは、毎月、紙面に掲載できるスペースの上限を大きく上回るため、全ての情報を掲載できないこともあり、各部署と調整するのも一苦労です。
ここでは、施策の情報などをより詳しく掲載したい各担当部署と、興味を持ってもらえるような内容を掲載したい広報課の攻防戦が繰り広げられます(笑)

★5_原稿

1か月の掲載で各部署から集まった原稿や資料

デザインの作成・打ち合わせ(企画面)・・・・・発行約1カ月前


広報課で作成した原稿を元に、広報課の中で「企画面」と呼んでいる表紙(1ページ)・今月の特集(2ページ)・市政トピックス(3ページ~5ページなど)に掲載する内容について、デザインを委託している制作会社と広報課で打ち合わせを行っています。この際に、紙面の色合いや配置の具体的なバランスなどを話し合い、決めていきます。
この打ち合わせから約1週間後に、制作会社が作成したページが出来上がります。

★6_会議の様子

この日は、たまたま男性のみでしたが、
普段は、女性も交えて会議をしております。

市長インタビュー・・・・・発行約1カ月前

広報なごやでは、今月の特集(2ページ)に市長が掲載内容の施策を推進する関係者に直接インタビューするコーナーがあり、事前に対談者や質問内容・日程などを決めるため、各部署との調整をしています。市長から質問する内容は、自己紹介や施策に関連する内容などが中心となります。

実際に市長インタビューに掲載されている内容は、市長本人が書いていますが、全ての内容を掲載することは紙面のスペース上難しいため、紙面に掲載できる800字程度にまとめていき、実際の紙面に落とし込んでいきます。


撮影・・・・・・随時

月によって異なりますが、委託しているカメラマンさんを連れて、表紙に使う写真を現地に撮りに行くこともあります。

★9.0_カメラマン (2)

広報なごや令和3年8月号の表紙写真を撮影したときの様子

そして実際の表紙がこちら↓

★9.1_8月号


さらに表紙の写真は、広報課職員が自らモデルとなり、掲載されることもあります。

★9.3_5月号

★9.2_7月号

こちらの自転車に乗っている写真は、実は私、伊藤です。


編集・・・・・・1カ月前~発行10日前まで

制作会社に作成してもらった表紙(1ページ)・今月の特集(2ページ)・市政トピックス(3ページ~5ページなど)の「企画面」については、紙面をよりわかりやすく良い内容にするため、また誤った掲載内容はないかなどを、各部署と広報課で何回も確認を行いながら、修正していきます。修正がある場合は、制作会社に修正内容を伝え、修正してもらいます。

またそれ以外のページとなるくらしのガイド(6ページ~12ページ)に掲載する内容については、毎月100本程度の記事があり、ボリュームもあるので、初めだけ外部の事業者にデータを作成してもらい、その後修正があれば、広報課のメンバーたちで、実際に編集ソフトを使って直していきます。
この編集ソフトの機能は、広報課に配属されないとなかなか触る機会がないので、異動当初は、初歩的な機能に慣れるのですら一苦労です・・・・

★10_作業中

無題の画像


また誤字・脱字の確認はもちろんのこと、電話番号やFAX番号、日付などは誤った内容が掲載されることのないように係内のメンバーでも何度も何度も確認してチェックしています。そしてなにより分かりやすいような記事にするために心がけています。

校了・印刷・・・・・約10日前

全てのページの完成後、印刷事業者へ紙面のデータを入稿します。
その後、降版のため、印刷事業者に直接出向き、印刷事業者から上がってきた紙面の最終版とデザイン会社から納品された紙面データとを照合するなどして誤りがないかを最終チェックします。
降版は、市版を担当している広報課だけでなく、区版を担当している区役所の広報担当も出向き、全体で延べ30人程度の担当がそれぞれチェックを行っています。
ここで無事問題がなければ、印刷会社に「校了」を伝え、校了後に印刷業者が広報なごやの印刷を始めます。

発行・配布・・・・・毎月1日~10日

最終的に完成した広報なごやは、区役所に納品した後に区役所の通達員から各世帯に10日までに届くよう配布しております。

最後に

中々お伝えする機会がないですが、名古屋市にお住まいの方であれば毎月届くこの「広報なごや」の記事一つ一つが、実はこんなやり取りをしながらできてるんだなぁと知ってもらえると嬉しく思います。
普段は発行された広報紙を見てもらうだけで終わっていますが、その発行までに至る経緯や流れなどを知ってもらうことで、より親しみやすい広報紙となり、少しでも「読んでみよう」という気をもってもらえたら嬉しいです。

もちろん自治体の広報は、住む地域によってデザインの雰囲気も作り方も全然違います。同じ内容の記事でも「何をどのように伝えたいのか」で全然違うものができるので、そこが面白さでもあり難しさでもあります。
絶対の正解はないと思いますが、1番気を付けていることは、とにかくただ情報を載せるだけでなく、きちんと見てもらえる広報にすること。そして引き続き名古屋市の魅力が伝わるようなコンテンツを引き出せるようにしていきたいです。

例えば、広報なごやのシリーズ企画「実は名古屋が日本一」の記事

★11_なごや日本一

名古屋の魅力度ランキングは低迷したまま…愛着が湧かないのは、名古屋の魅力を知らないからかもしれないと考え、市民の皆さんに実は日本一がたくさんある名古屋を知って、もっと好きになってもらうコーナー「実は名古屋が日本一」の連載企画を今年度から取り入れました。
このように広報係のメンバーで、「紙面を手にとって読んでもらえるようにするためにはどのような掲載をしていくか」などをみんなで話し合い、それぞれ案を出し合うことで、生まれる企画もあります。

広報紙に限らずですが、自分たちで考えた企画がすぐに形になるのも広報係のやりがいといえると思います。

なにより広報係の仕事は「本当に楽しい」と口を揃えてメンバー全員が言います。
それほど楽しい仕事を経験させていただいていることに感謝しながらも責任をもって、今後も頑張っていきたいです。

広報係では広報なごや以外にも市政広報テレビやラジオなど幅広い広報媒体によって広報活動に取り組んでいますので、次回はテレビのことも紹介できればなと思います。それではまた。

どえりゃーサンキュ!
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