徳重支所で「徳重だいこん」栽培に挑戦してみた!(後編)~「徳重だいこん」料理して食べてみた!~
徳重支所区民生活課のさいとうです。
今回は前編に引き続き、徳重だいこんを身近に感じてもらうために、徳重支所でボランティア活動をしている「みどり区民プラザサポータークラブ」園芸部のみなさんによる栽培と収穫の様子を紹介したいと思います。
【前編のおさらい】
「あいちの伝統野菜」とは
① 選定時点から50年前には栽培されていたもの
② 地名、人名など愛知県に由来しているもの
③ 今でも種や苗があるもの
④ 種や生産物が手に入るもの
という、4つの定義を満たした野菜で、平成14年に35品種選定されました。
名古屋市の伝統野菜には中川区の「野崎2号白菜」、中村区の「愛知大晩成キャベツ」、天白区の「八事五寸にんじん」、緑区の「大高菜」の4品種があります。
そして令和5年3月に清須市の「土田かぼちゃ」と共に追加選定されたのが、名古屋市緑区の「徳重だいこん」です。
徳重だいこんは、円筒形で太く短く先が丸く、曲がりが少ないのが特徴です。
徳重支所で栽培している徳重だいこん
だいこんが地表面から盛り上がってきました。農家さんが栽培した徳重だいこんと比較すると細い感じは否めません・・・ 12月11日の徳重だいこんの日に収穫できればバッチリですが・・・
いよいよ収穫の日!!
徳重だいこんの日はサポーターさんの都合がつかなかったので、翌日に収穫を行いました。だいこんは12月5日(火)に撮影した時と変化は見られませんでした。
とりあえず引っこ抜いてみました。
思ったより、長くしっかりした徳重だいこんです!!気を良くしてもう一本抜いてみました。
あれれ、先ほど抜いただいこんのほぼ半分の長さ・・・、というより見た目がカブのようです。やはりきちんとだいこんを間引かなかった(欲張った)ことが原因かなと反省。
培養土の空き袋を利用したこちらのだいこんも順調に育っています。こちらはもう少し収穫時期を遅らせて大きくする作戦です。
収穫が待ち遠しいです。
今回の徳重だいこん栽培では、上の写真のような徳重だいこんが収穫できました。
シェア冷蔵庫で販売されていた徳重だいこんと比べると見劣りしますが、みどり区民プラザサポータークラブの方たちが一生懸命栽培したものなのできっと美味しいはずです。
「徳重だいこん」料理して食べてみた!
徳重支所に設置されているシェア冷蔵庫の中に農家さんが作った徳重だいこんが販売されていましたので、購入(200円)して写真を撮ってみました。
徳重だいこんの大きさは下記の写真のとおりです。「広報なごや」の1ページに収まるくらいの大きさです。
徳重だいこんを家に持ち帰り、どんな料理が良いか考えましたが、手っ取り早くできる料理ということで、「徳重だいこんの磯辺揚げ」を作ってもらいました。
【材料】
だいこん 5~6cm
衣(☆は天ぷら粉でも代用可)
☆小麦粉 40g
☆片栗粉 10g
☆ベーキングパウダー 小さじ 1/2
ほんだし 小さじ 1/2
塩 小さじ 1/2
青のり 小さじ 1/2
水 60cc
【作り方】
① だいこんをよく洗って、皮付きのまま5~6cmの幅で切り、1cm角程度の拍子木切りにします。
② 衣の材料を混ぜ、もったりした衣にだいこんを絡ませます。
③ 170℃に熱した油で3分くらい揚げたら出来上がりです。
出来立ての「徳重だいこんの磯辺揚げ」を食べてみましたが、とても柔らかく甘くて、お酒のつまみには最高です。だいこんの下の部分より、葉っぱの付いた上の部分の方が、より甘味があるようです。
だいこん自体は硬くしっかりしていましたが、油で揚げることで柔らかくなり家族みんなに大好評でした。
皆さんのご家庭でも、スーパーで購入して、このように食べていただける日が来るのが待ち遠しいです!
前編・後編通じて少しでも「徳重だいこん」の名前をみなさんに知っていただければ幸いです。