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なごやスポーツ応援団トヨタヴェルブリッツ 髙橋汰地選手にインタビュー

こんにちは。広報課の小川です。
今回の「なごやスポーツ応援団」では、トヨタヴェルブリッツに所属する髙橋汰地(たかはしたいち)選手にお話を伺ってきました。

トヨタヴェルブリッツ
愛知県・名古屋市などを拠点とし、ジャパンラグビーリーグワンに所属するラグビーチーム。日本代表選手を多く輩出する強豪チーム。

髙橋汰地選手
1996年兵庫県生まれ。180cm、90kg。ポジションはウイング。高級車のような滑らかな走り、ハイボールへの安定したキャッチングが特徴。
2024年9月15日のサモア戦では2022年7月2日のフランス戦以来、2年ぶりに日本代表として出場、初トライも決めた。

インタビュー前に少し練習を見学させていただいたのですが、間近で見るラグビーは迫力満点!ハードな練習も和気あいあいと楽しそうに取り組まれている姿や、身体が大きな選手が素早く動く姿がとても印象的でした。
広報課Instagramでも紹介中!

ラグビーファンはもちろんのこと、ラグビーを見たことがない人にも、ぜひこのnoteを読んで、「ラグビー観戦に行ってみたいなぁ」と思っていただければ幸いです。

最後まで読んでいただいた方には、髙橋選手のサイン入り色紙が当たるコーナーがありますので、ぜひ最後までお読みください♪
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(―は小川が質問)


髙橋選手の魅力に迫る

―ではまず髙橋選手のことについて教えてください。
ご自身が考える得意なプレー、ストロングポイントはどんなところでしょうか。

ハイボールキャッチが強み
ラグビーでは、前の方に高くボールを蹴って、どちらのチームが取るかわからない状態を作り出すプレーがあるんですが、落下地点のすぐ真下に入ってボールをキャッチするハイボールキャッチが、自分の中では得意だと思っています。

チームとして攻めあぐねている時などに、このプレーを使ったりするんですが、そんなときに勢いをつけるのがこのプレーです。すごく大事なプレーなので、さらにもっとうまくなっていきたいと思っています。

もう一つ。トライを取り切るところ
ウイングは足が速い人がなるポジションと言われるんですが(髙橋選手はウイング)、足が速いだけではなく、しっかりその時々のチャンスに、トライが取れそうだという嗅覚や、取りきるような動きというのが大事だと思っています。

ウイングとは…
ウイング・スリークォーターバックスの略。バックスラインの両翼を担い、自慢のスピードを活かしてトライをとる役割を担う。

それができるのがぼくの強みだと思っています。昨シーズンもランキング上位の方(4位)だったので、一応ストロングポイントとしています。

―50メートル走何秒ぐらいで走られていたんですか?

高校生のころ、6秒は切っていたと思います。

―学校にいる1番早い人より速いぐらい!なるほど、やっぱり速いですね。続いて、より多くの方にラグビーを見に来てもらうために、ラグビーを見るときの魅力はどんなところでしょうか?

間近で見る迫力あるプレー
なかなか人と人がぶつかる音って、聞くことはないと思うんですが、ラグビースタジアムでは観客席とフィールドが近かったりするので、ぶつかる音が聞こえます!間近で迫力のあるプレーを見られますよ。見てて、熱くなると思います!

―今日、間近で練習を見せていただいたので、スピードや勢いを感じられて本当に面白かったです。観戦に行ったら、髙橋選手のプレーとしてはどこを見ればよいでしょうか?(期待を込めて)

やっぱり、トライを決めるところ!
「1試合に1回以上は絶対トライをする」という気持ちで試合に臨んでいるので、見に来てくれたらかっこよくトライを取ります!ぜひ見に来てください!

トライは、相手ディフェンスの誰にも触られることなく取れる時もあれば、ディフェンスとディフェンスの間をさっと縫っていくようなトライもあるので、いろいろなシチュエーションで、いろいろな方法でトライを取っていきたいですね。

―トライを決めた時はどんな気持ちなんでしょうか?

そうですね。 相手を完全に抜いたときや、自分のステップで相手の間合いを外してトライを取った時などは、もう完全に勝った気持ちになれる。それは気持ちいいですね。

―なるほど、そういうところをぜひ見せていただきたいと思います。続いて、チームの目標や個人の目標を教えてください。

チームの目標は、もちろん日本一
日本一になりたいと思いますし、なれるメンバーも揃っていると思います。しっかり全員がその目標に向かってハードワーク(練習)していこうと思います。

個人的にはトライ王!リーグで1番多くトライを取りたいです。

今ラグビーを頑張っているお子さま、将来ラグビー選手になりたいと思っているお子さまにむけて

―髙橋選手がラグビーを始めたのはいつですか?

5歳からです。
父がラグビー選手だったということもありますが、始めたきっかけは単純に友達に誘われたから。「やってみる!」とすぐ答えたと思います。
ちょうど近くにラグビースクールがあったんです。

―ラグビーは5歳からできるものなんですね。

始めた当時は、楕円球の球遊びみたいな感じで、ラグビーといっていいかわからないですね(笑)。

―では、「ラグビーが楽しい!」と思い始めたのはいつ頃からなのでしょうか?
小学校2~3年生の時は楽しかったですね。
小学校4年生からは辞めたかったんですよ(笑)。でもコーチが怖すぎて辞められませんでした。それを乗り越えて、高校生の頃に楽しくなりました。

―そのころは、どんな練習をされていたんですか。

週に1回、近くにラグビースクールがあって、学校の部活ではなく、習い事としてやっていました。

小学生の頃は、上級生と試合することが結構あって、上の学年のチームに勝つと、楽しいなって思いました。強くなっていると実感もできました。

印象に残っているのは、小学校6年生の時。
自分たちよりも一回り身体の大きい中学1・2年生の合同チームに勝って、その時はもうすごく嬉しかったし、楽しかったです。強くなるためには、少し上のレベルの子たちと練習や試合をするのは、いいかもしれませんね。

―続いては、緊張対策。試合前に緊張してしまうという子どもたちも多いと思いますが、髙橋選手は緊張されますか?どのように対策しているのでしょうか?

いや、それが全然緊張しないんです!
理由は本当にわからないんですが、中学生の時は、めちゃくちゃ緊張していて、もう吐きそうになるぐらい。それが、ある日突然、急に緊張しなくなったんです。

―中学時代、緊張していた時はどうしてたんですか。

とにかく我慢。
我慢して、「とりあえず、始まったらやるしかない」みたいな。始まるのを待つしかなかったです。始まる前は緊張するけれど、始まってからはもう大丈夫です。

―緊張してしまうお子さまに対しては、どんな声を掛けてあげたいですか。

多分何か不安があるから緊張すると思うので、やっぱり自分のやるべきことや目標をしっかり持つことが大切です。「自分はこれをやる」ということを1つ決めると、集中できて、緊張も少しは和らぐのではないかと思います。

―髙橋選手が今「自分はこれをやる」と決めていることは、どんなことですか?

まずは「絶対トライを取ろう」とか、「このパターンの時はこうしよう」とか、対戦相手に対して試合の中で自分の役割というのを頭の中で整理して、不安をなくしていっています。

―全部頭の中で決めてから臨むということなんですね。すごく参考になると思います。続いて、けがや失敗などの挫折を乗り越えた経験などがあれば教えてください。

高校生の時に、膝の半月板という軟骨を損傷してしまって、手術して半年ぐらい、ラグビーから離れることがあったんです。

当時は焦りを感じていたこともありますが、病院の先生に「ジョギングぐらいだったら走っていいよ」と言われた次の日に、10キロ走って怒られたこともありました(笑)。「ちょっとでも体力を維持したい」と思って、グラウンドをぐるぐる、ぐるぐる周ったんですけれど、「それはさすがにダメ」と言われて、怒られました(笑)

ただ、今となっては、「けがしてよかった」と思うことがあって、その時間に集中して、上半身のトレーニングができたんです。

そのおかげで、身体のサイズもめちゃくちゃ大きくなりました。「けがして1回ラグビーから離れて、きちんと自分の身体と向き合えた」というのは、とてもいい時間だったと思います。

それはもう毎日毎日欠かさず。焦りをやる気に変えてトレーニングするという感じですね。まず「その時できることを一生懸命やる」のが大事かなと。

―続いて、子どもの頃好きだった食べ物や、今でも意識して食べるようにしているものなどはありますか?

実は、中学1年生の時は身長152cmと小柄だったんです(現在は180cm)。小学生の時は大きい方だったんですが、もうどんどん周りに抜かれてしまって…。

両親も危機感を抱いて、色々調べてくれて、「身長を伸ばすには、ヨーグルトがいい」ということをどこかで聞いてきて、毎日450g入りのヨーグルトを1パック食べていました。ジャムなどを混ぜて、飲むように。「飲んでから寝る」というのを、3年間やっていました。卒業するころには、175cmくらいにはなっていましたね!

―では最後になりますが、将来ラグビー選手になりたいと思っているお子さまたちにメッセージをお願いします。

まずは、ご家族が作ってくれた料理を残さずにしっかり食べること!ラグビーは身体が大事なので、しっかり身体を大きくできるようにいっぱい食べてほしいです。

あとは、夜更かしせずにたくさん寝る!最近の子はスマホを見ていて遅くまで起きている子も多いと思うんですが、ぼくは9時には寝ていました!

“ヨーグルトを食べること”と”寝ること”!これでぼくは身長が伸びました。

―ちなみに、興味本位ですが、ごはんは何杯ぐらい食べていましたか?

高校生の頃は、晩ご飯は2合食べていました。そこまで食べろとは言わないですが、しっかり好き嫌いなく食べる。寝る前にヨーグルトを飲む。しっかり寝る。それが全てですね。

インタビューを終えて(小川感想)
中学・高校とラグビー部があり、高校時代は同学年が花園(全国高校ラグビー大会)にまで出場したり…と、なにかとラグビーは身近にあった小川ですが、恥ずかしながらルールが難しくてなかなか見ることがありませんでした。

出身校から日本代表選手が出る!(あの姫野選手です!)と聞き、ラグビーを初めて見た2019年のラグビーワールドカップで、ラグビーの面白さを知り、ちょっとしたラグビーファンの小川にとっては、このインタビューがとっても楽しい時間となりました。(テレビの試合中継は解説やルール表示が充実していて初めてでもわかりやすいのです!)

細かいルールまではわからなくても、髙橋選手が教えてくれた通り、間近で迫力あるプレーを見られるだけで十分面白い!そして、選手の身体の大きさにも圧倒されます!
まだテレビ観戦しかしたことがありませんが、ぜひ今シーズンは現地に行って身体がぶつかる音を聞いてみたい!と思いました。
ラグビーファンの方も、まだラグビーを見たことがない方も、ぜひ今年はラグビーを観戦してみましょう!

ラグビーをわかりやすく解説したサイトはこちら

このインタビューのあと、早速家で子どもたちに「ヨーグルトがいい!」と勧めた小川家では、ヨーグルトの売れ行きが最近すこぶるよくなっているのでした…。

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