豊かな自然を満喫!おんたけ休暇村と王滝村エリアを歩こう!
初めまして!名古屋市広報課「新人」の高須です。
日常に役立つ情報や「気づき」となるような記事をお届けしていけたらと
考えています。これからよろしくお願いいたします。
夏本番になってきました!皆さんは夏を満喫していますか?
広報なごや7月号の「#なごやを歩こう」では、番外編としておんたけ休暇村と王滝村エリアを取り上げています。ぜひ併せてご覧ください!
今回お邪魔したのは、
長野県木曽郡王滝村にある「おんたけ休暇村」と御嶽古道(おんたけこどう)。
ここで皆さん疑問に思いませんでしたか?
なぜ、「#なごやを歩こう」という企画なのに長野県に行ってるんだろう?、と。
お答えします!
実は、おんたけ休暇村(正式名称:名古屋市民御岳休暇村)は自然と親しむレクリエーション活動の場を市民に提供することで、市民の健康の増進をはかり
市民福祉の向上に寄与するため、昭和48年に名古屋市によって王滝村に設置された宿泊施設なんです!
そこで、おんたけ休暇村と周辺の御嶽古道を広く知っていただくために、
番外編として取り上げました。
※最後には入浴剤のプレゼントキャンペーンがありますのでぜひ最後までご覧ください。スキボタンもおしてね♪
今回は、おんたけ休暇村の小池さん、王滝村役場の加地さんと園田さん、地域おこし協力隊の泉さんとともにレポートしてきました!
泉さんは広報なごやにもご登場いただきました。
取材初日はあいにくの雨。私、高須が雨男の本領を発揮してしまいました。
出発は王滝村観光総合事務所から。ここには観光案内やさまざまなパンフレットが取り揃えられているので、王滝村に着いたらまず、立ち寄ることをお勧めします。
では、御嶽古道の散策をスタート!!
御嶽古道の詳細なMAPはこちらでご覧ください。
御嶽古道のおすすめスポット
自然に溶け込んだ神社-御嶽神社里宮(おんたけじんじゃさとみや)-
最初にやってきたのは御嶽神社里宮。
御嶽山頂に祀られた御嶽山座王大権現(おんたけさんざおうだいごんげん)の里宮として建立されました。
社殿までは438段続く階段を上ります。
道中には石碑や像が多くありました。また、普段見られないような植物が生えており、あっという間に上り切ってしまいました。
438段を上って社殿に到着!!
社殿は高い岩壁を背にして建っており、自然と一体化したような神社でした。
御嶽信仰の象徴-霊神碑(れいじんひ)
豊かな自然が楽しめる御嶽古道にはお墓のような石碑が多数点在していました。
小池さんに尋ねると、
「これはお墓ではなく霊神碑(れいじんひ)といって、御嶽山を信仰している方が、死後魂が御嶽に帰るように祈願するために建てられた碑です。」
と教えていただきました。神秘的な風景ですよね。
一直線の急な階段は圧巻-大又三社(おおまたさんしゃ)-
次に向かったのは、大又三社。
こちらは御嶽山の山頂に登れない方のために作られ、ここでお参りをすると山頂でお参りするのと同じご利益があるといわれています。
御嶽神社里宮の階段より急こう配で非常に険しい階段。
高いところが苦手な私は一歩一歩踏みしめてゆっくり上りました。
やっとの思いで階段を上った先には御嶽三大神が祀られていました。
上り切った達成感と相まって神々しさを感じました。
上り切った後は緩やかな下り坂を歩いて次のスポットに向かいます。
激しく流れ落ちる-清滝(きよたき)-
御嶽古道にある2つの滝のうち、最初に清滝に向かいます。
整備されていますが、やはり上り道はきつい!足が重くなってきました。
一行の顔に疲れの色が見えてきたときに清滝が姿を現しました。
高さ30mの滝は迫力満点!水しぶきが冷たくて気持ちいい。
裏から見られる!-新滝(しんたき)-
続いて新滝に向かいます。
新滝に向かっている中、小池さんが足を止め植物の説明をしてくれました。「この細い枝の木はクロモジという植物で、嗅ぐと爽やかな香りがします。高級料亭で使用されるつまようじの材料になるそうです。」
黙々と歩いていると気づかない情報を教えていただけて、楽しく歩くことが出来ました。
いよいよ新滝に到着!
新滝は裏側から見ることが出来るので裏見滝とも呼ばれるそうです。
※裏側は足元が悪く滑りやすいのでご注意ください。
御嶽信仰を世に広めた普寛行者(ふかんぎょうじゃ)の墓所-花戸普寛堂(はなとふかんどう)-
大又三社を抜けた先にある分岐を新滝・清滝方面とは
逆の道に進むとあります。
ここは御嶽山王滝口(登山口)を開き、御嶽信仰を広めた
普寛行者の墓所です。
普寛行者は辞世の句で「なきがらは いづくの里に埋むとも 心御嶽に有明の月」と読まれたそうです。"遺骨は御嶽ではない地に埋められても魂は御嶽に帰りたい"という意味です。
これが死後、魂が御嶽山に帰るという霊神碑を建てる霊神信仰のもとになったそうです。
子授けの神様が祀られている-十二大権現(じゅうにだいごんげん)-
ここには木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)が祀られており、古くから子授け、子育ての神様として親しまれています。
社殿には「猿ボコ」と呼ばれる小さな人形が供えられています。飛騨地方の「さるぼぼ」と同じ猿の赤ちゃんを模した人形です。
ここには古くからの習わしがあります。
子どもが欲しい人が、供えられている猿ボコを1個お守りとして持って帰る。願いが叶い子宝を授かったら、お礼に12個の猿ボコを作り参拝するのだそうです。
猿ボコの効果は絶大で9人の子宝を授かった方もいたんだとか!
十二大権現を出た後は、おんたけ休暇村に向かうため御嶽古道ではなく、王滝村村道41号を歩いていきました。
名古屋市民のオアシス-おんたけ休暇村-
御嶽神社から歩き始め、食事を取ったり、立ち寄りスポットを楽しみながら歩き、約4時間30分ほどかけて到着しました。
こちらは宿泊だけではなく、天体観測などの体験も楽しめますよ。
<おんたけ休暇村 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村王滝3159-25
電話番号:0264-48-2111
ファクス番号:0264-48-2874
チェックイン:午後3:00
チェックアウト:午前10:00
宿泊料金:1泊2日(2食付き) 9,500円~
※名古屋市国民健康保険加入者の方で、保険証を持参された方は
宿泊料金から1,000円の割引(助成)制度があります。
<おんたけ休暇村 アクセス>
詳しい情報はこちら
鉄分が豊富な温泉-こもれびの湯(おんたけ休暇村敷地内)-
おんたけ休暇村の敷地内にある「こもれびの湯」にやってきました。
宿泊棟セントラルロッジから送迎があります。
炭酸や鉄分などのミネラル分が多い泉質が特徴です。
濁ったお湯にテンションが上がりましたが、残念ながら入る時間はありませんでしたので入浴剤を購入して帰りました。午後5:00(7,8月は午後6:00)には受け付けが終了してしまうので時間に気を付けてください。
<こもれびの湯 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村王滝3159-25
電話番号:0264-48-2111
料金:中学生以上700円、4歳~小学生500円
7,8月の営業日:7/19までは、土日祝日(平日不定休)
7/20~8/31は、毎日(第2・第4水曜日は休み)
※臨時に休業する場合があります。
7,8月の営業時間:午後1:00~7:00(受付終了6:00)
9~6月の営業日:土日祝日(平日不定休)・年末年始
※平日の営業については事前にお電話やフロントにて
ご確認ください。
9~6月の営業時間:午後1:00~6:00(受付終了5:00)
満天の星空に癒される-天文館での観望会
おんたけ休暇村の宿泊棟セントラルロッジ3階にある「天文館」。
こちらには望遠鏡があり毎日、星の観望会が開催されるそうです。
※積雪のある時期(12~3月)、雨の日は休止
この日は雨天のため中止でしたが、
晴れているとこんな星空を見ることができます。
王滝村近辺の生き物について学べる-鳥獣展示館-
宿泊棟セントラルロッジに隣接しています。
こちらでは王滝村近辺に生息する鳥類や哺乳類のはく製や昆虫標本が展示されています。
長野県の県鳥に指定されているライチョウのはく製がありました。
このライチョウが今、登山者が出すごみによる環境悪化などの原因によって絶滅の危機に瀕しているそうです。
自然を守るためにも登山マナーには気を付けましょう。
御嶽山が望める-展望台「天テラス(アマテラス)」
敷地内にある展望台「天テラス」。
宿泊棟セントラルロッジからせせらぎの小道という遊歩道を歩いて5分ほどで到着します。
日中は雄大な御嶽山や中央アルプスを一望でき、夜には満天の星空を堪能することが出来ます。
地元食材が並ぶ-夕食-
取材時は山菜など春の季節を味わえる食材が並んでいました。
現在、王滝村と包括連携している縁で、長野県立大学の学生と食事メニューの開発計画が進行しているそうです。提供時期は未定ですが提供されたらぜひ味わってみたいですね。
御嶽古道の飲食店
ここでは御嶽古道沿いで味わえるグルメ4点を全て紹介します!
こだわりの信州産そば粉を使用-そば処さくら-
やはり長野に来たらお蕎麦を食べたいですよね。
こちらは王滝村の魅力に取りつかれて移住してきた吉田さん夫妻が切り盛りしています。
私はざるそばをいただきました。
おそばには、お惣菜と季節のお漬物が付きます。
こだわりの信州産のそば粉を使用したお蕎麦は香り高くのど越しが非常に良かったです。
<そば処さくら 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村3229-1
電話番号:0264-48-1661
営業時間:午前11:30~(お蕎麦が無くなり次第終了)
定休日:不定休
HP:そば処さくら (sakura-otm.com)
地元食材にこだわったお菓子屋さん-ひめや-
御嶽古道唯一のお菓子屋さん。
こちらは地元食材にこだわったお菓子のお店です。
平成元年に現在の店主のお母さまが友達3人と始めたそうです。
歩いて疲れた体に染みる優しい甘さのお菓子がいただけますよ。
お土産にも最適です。運が良ければ焼き立てが食べられるかも!
<ひめや 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村東3186
電話番号:0264-48-2020
営業日時:土曜日・日曜日 午前10:00~午後5:00
定休日:平日不定休
HP:ひめや | おんたけ王滝村 (ontake.jp)
スリランカ仕込みのスパイスカレー -ララカレーオンタケ-
こちらは本格スパイスを使用したスリランカカレーをいただけるお店です。
本店は静岡県浜松市にあり、静岡県以外での出店はここが初だそうです。
加地さん、小池さん、ともに初めてお店に来られたそうでワクワクされていました。
料理の写真を撮っている間、おあずけ状態にしてしまいました。
すみませんでした!
こちらが名物のデビルチキンカレー。バスマティライス(細長いインディカ米)と日本米を合わせたごはんの周りには地元野菜がふんだんに載っています。
さらっとしたカレーはデビルの名の通りピリッとくる辛さでした。
別皿に入っているカレーを、ごはんに全てかけて、混ぜながら食べるのが
おすすめです。
ごはんの上に載っているパパドという豆のせんべいを砕きながら食べると、また違った触感が楽しめますよ。
<ララカレーオンタケ 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村東3152
電話番号:080-2564-0710
営業時間:午前11:00~午後3:00(ラストオーダー午後2:30)
定休日:火・水・木曜日
HP:ララカレー オンタケ | おんたけ王滝村 (ontake.jp)
モチモチのピザが美味しい!-木犀舎(もくせいしゃ)-
自然に溶け込んだ佇まいのカフェ。
こちらではおいしいと評判のピザを取材しました。
店主の大坂さんがお店を始めたのは昭和59年。
当時は近くにそば屋しかなく、「そば以外のものを食べたい」と思ったことがきっかけだそうです。
手作りピザの生地はふっくらモチモチ。厚めで食べ応え十分!!
<木犀舎 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村東3152-1
電話番号:0264-48-2721
営業時間:午前10:00~午後7:00(ラストオーダー午後6:00)
定休日:不定休
車で行けるおすすめのスポット
長野県立御嶽山ビジターセンターやまテラス王滝
おんたけ休暇村から御嶽山山頂方面へ車で30分。
御嶽山登山口の目の前にあります。
こちらは活火山である御嶽山についての情報(火山活動や規制状況など)や歴史・文化・自然について学ぶことができる施設です。登山客が安全に楽しく登山できるように情報を発信しています。
さまざまな展示がありましたが、特に目を引いたのは、2014年に発生した水蒸気噴火についての展示。当時の状況をうかがい知れ、改めて火山の怖さを知りました。
その他にもこのような展示がありました。
自然の怖さを知るとともに親しみを感じることができた施設でした。
<長野県立御嶽山ビジターセンターやまテラス王滝 基本情報>
住所:〒397-0201長野県木曽郡王滝村田の原3162
電話番号:0264-24-0505
営業時間:午前9:00~午後4:00
営業期間:4月29日~11月5日
(降雪などにより閉館時期が早まる場合があります。)
HP:https://ontake-vc.jp/yama/
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
御嶽古道を歩いてみたくなったでしょうか。
お泊りはぜひおんたけ休暇村へどうぞ。
おんたけ休暇村の宿泊予約など、基本情報はこちら
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