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江戸時代を感じながら 熱田を歩いてみた件

こんにちは!熱田区役所地域力推進室の山本です。
今日、まず皆さんに覚えていただきたいことは、かなり冷え込む季節になりましたが・・・ 「今、熱田がアツい! ということです。
 
これからご紹介する2つの企画を知れば、きっとそう思うはず!
ぜひ最後までご覧ください。


【あなたはこのなぞ迷宮から抜けられる?~なぞときで熱田区を巡ろう編~】

突然ですが、あなたは熱田区の見どころスポットをいくつ知っていますか?
一つ目の目玉企画、なぞとき企画についてご紹介します。いきなり問いかけから始まりましたが、熱田区にはこんな課題があるんです・・・

その名も「熱田神宮に人がたくさん来ても、なかなかそれ以外のスポットに行ってもらえない」問題!

そうなんです。熱田神宮には年間約700万人の方が訪れると言われています。しかし、熱田区内には、他にも大河ドラマでも取り上げられた源頼朝が生まれた地とされるお寺や徳川家康が幼少期を過ごしたとされるお屋敷跡など、魅力的なスポットがあるのですが、なかなかそのスポットに行ってもらうことができていない状態です。

羽城公園内に立つ、徳川家康が幼少期を過ごした屋敷跡を示す看板

そこで今回、「熱田区全体を巡ってもらう」、「歴史などの熱田の魅力を伝える」ことを目的に、熱田神宮をスタート地点としたなぞとき企画を実施することにしました。(この企画は1/31までなので、お早めに!「なぞときブック」は熱田区役所、市立図書館、生涯学習センターなどで入手できます)

熱田区役所では、これまでも何度かなぞとき企画を行ってきましたが、今回のなぞときで山本が推したいポイントは2つ!

~推しポイント1~
今回のなぞときは、「初級」と「上級」の2種類の難易度で作成しました!

保護者の方は上級、お子さんは初級というように、お好きな方を選んで、楽しむことができます。

~推しポイント2~
なぞときのナビゲーションキャラクターとして、ねこ化した歴史上の人物たちが繰り広げる大人気歴史コメディー「ねこねこ日本史」を起用しました!

普段歴史になじみがなくても、かわいいキャラクターが旅のお供をしてくれるので、より多くの方が楽しめるようになっています。

今回、そんな今までとは一味も二味も違うなぞときブックを手に、私自身が熱田の町に飛び出してきましたので、これを読むとなぞときの道中も“ちょっぴり”楽しくなるかも!?な情報をお届けいたします♪

「その1 東海道を見て感じよう」
このなぞときは、東海道の宿場町だった、宮宿(熱田宿)を舞台としています。

なぞときマップを見ると、熱田神宮からスタートし、宮の渡し公園に向かって昔の東海道を進むようなルートになっています。

つまり、参加するあなたが、まさに東海道を行き来した江戸時代の旅人と同じ場所を歩くことになるわけです!

ところどころ、地面には東海道に関するこのようなモニュメントがあります。

~東海道道標(初級p.7、上級p.12)周辺を例にご紹介!~

江戸時代から残る東海道の道標(上の写真)付近に立ち、南の方を向くと、写真のような景色が広がります。

東海道の道標からの眺め

目の前には大きな道路(国道247号線)が走り、その向こう側にはひつまぶしが有名なお店の本店も確認できます。

見ていただきたいのは、さらにその奥!

わかりやすく、歩道橋の上から

下の写真、赤丸で囲んでいるあたり、少し植木などがあるのがわかりますでしょうか。ここは、宮の渡し公園(七里の渡し跡)です。つまり、道標から南に進むとかつて次の宿場町であった桑名宿(三重県桑名市)へ続く船着き場があった場所にたどり着くわけです。

矢印に沿って進むと到着する宮の渡し公園

現在は、大きな道路により分断されてしまっていますが、道標から、矢印のとおり東海道が通っていたことがうかがえる景色ですね。

ぜひ、当時の旅人の気持ちになりながら、歩いてみてください。

▲ 東海道に沿って歩くには、この茶色柱を目印にするのがおススメ

「その2 幻のお屋敷を学び感じよう」
~かつて熱田の海に存在した、西浜御殿(初級p.10)についてご紹介!~
先ほどの東海道道標地点から大通りを渡り、ひつまぶしのいい匂いに後ろ髪をひかれながら南に歩いていくと「西浜御殿」という建物に関する説明の看板が目に入ってきます。

西浜御殿は、尾張藩が建てたお屋敷で幕府高官や大名、公家など、身分の高い人々をもてなす施設だったとされています。時の明治天皇も宿泊されたとも伝わります。

この看板が白鳥コミュニティセンター付近に立てられており、解説のほか、春日井市にある公園にはかつて使用された西浜御殿の門が残されていると書かれています。

そして西浜御殿解説の最後には「東浜御殿」という記載もありますが、東浜御殿についての説明もあります!

それが、こちら!

 東浜御殿も、西浜御殿同様に尾張藩の施設であり、こちらは、海に浮かぶような形で建てられていたと伝わっています。

この看板は、宮の渡し公園にあり、「熱田区まちかど発見!」と称され、その看板が立っている場所の今昔がわかりやすく説明されています。

西浜・東浜御殿があり東海道唯一の海路「七里の渡し」の船着き場として栄えた地ですが、現在では新田開発など海岸付近の埋め立てにより、町並みは大きく変わってしまっています。

宮の渡し公園にある、熱田区まちかど発見に関するページ

気になった方は、ぜひなぞときのついでに看板を見に行ってみてください。

「熱田区まちかど発見!」は、区内各地に点在しているので、探しながら歩いてみるのも楽しいかもしれませんよ。

このなぞときは、なぞときポイント7カ所を回る以外に何も決まり事はありません!期間内で「いつ回っても」「どこから回っても」「何度回っても」OK!コースは自由です、自分なりの熱田の魅力をぜひ見つけてみてください!

オリジナルグッズあります!
今回のなぞとき企画、もちろん参加して解いていただくだけではありません!しっかりプレゼントもご用意しております!

初級・上級で先着各1,000名の方に「オリジナルカード」をプレゼント!それぞれもらえるカードが違いますので、ぜひ両方クリアを目指してみてください!

さらに!まだありますよ~。

「オリジナルトートバッグ」「熱田にまつわる賞品」が当たるWチャンス抽選もご用意!

応募締め切りは、令和6年1月31日(水曜日)まで!みなさんの挑戦お待ちしています!

【タイムスリップの夢、叶う!?~VR編~】

甦る!東海道一の賑わった江戸時代のあつた!いきなりですが、ハイ!!

これが何の画像か分かったあなたはかなりの歴史ツウ!いかがですか?かなり大きな鳥居が印象的ですよね。

これは、江戸時代の宮の渡し(現在の宮の渡し公園付近)をVR(仮想現実)という技術で再現したものです。ちなみに赤色の鳥居は「浜鳥居」といいます。

もう一つの目玉企画である、このVR再現についてご紹介していきます!

あつたの歴史と現在(いま)を知る!
熱田区には、熱田神宮を中心としたなが~い歴史(約1900年!)があり、熱田にあった宿場町・宮宿は、江戸時代には東海道で随一の賑わいだったと言われています。今の熱田にはそんな歴史を感じる町並みが… 残念ながらありません。

絵図に残る江戸時代の熱田のまちの様子

戦災や都市開発などにより、昔の面影を感じられるスポットはかなり少なくなってしまいました。そこで、VR技術を使って江戸時代の熱田の町並みを再現させちゃおう!というのが今回の試みなんです!  

タイムスリップの夢叶えませんか?
浜鳥居のみならず、西浜・東浜御殿や東海道道標周辺の賑わいなど、江戸時代の旅人気分が味わえる今回のVR体験。なぞときをお楽しみいただく皆さんにも体験いただけます!

方法はカンタン、二次元コードを読み取るだけ!(アプリ不要!)
冊子内(初級・上級ともにp.9)の二次元コードをスマホなどで読み取ると、「宮宿VR」「東海道道標VR」を画面上で楽しむことができます!

\この方法がおススメ!/
宮の渡し公園や東海道道標にある看板の二次元コードからも、同様に楽しむことができます。

宮の渡し公園にある看板

この看板からVRをみると、当時とほぼ同じ場所でその場所の江戸時代の様子を見ることができます!

すごいですよね!なぞときで東海道のおもかげを感じながら今の熱田を歩き、その途中で江戸時代の熱田の様子をも知ることができる。これは熱田の“今と昔をつなぐ”企画なんです。

最後に

いかがでしたか?熱田がアツいことが伝わりましたか?

私は、熱田区役所に勤めて4年目なのですが、今回の事業を通して新しく知る事が多くありました。より多くの方にとっても、このイベントが、新たな熱田の魅力に触れる機会になることを期待しています!

 区役所HPでも、このイベントの見どころ紹介レポートを掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。