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ボランティア活動で自分の世界を少し広げてみませんか?

こんにちは!広報課の高須です。

突然ですが、皆さん、ボランティア活動と聞くとどんなイメージですか?

「社会貢献」や「人のため」といったイメージを持たれている方が少なくないのではないでしょうか。
もちろんそういった側面もありますが、ボランティア活動は人との出会いや知識・スキルの向上など、活動する本人にとっても多くのメリットがあります。

今回は、楽しみながらボランティア活動を行っている皆さんのお話をお聞きしました。

最後まで読んで応募してくれた方には市民活動推進センター作成のオリジナルカレンダー「なごやNPOカレンダー」が当たります。ぜひ最後までご覧ください。広報なごや11月号でも特集を組んでいます。

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ボランティア活動を楽しんでいる3人の学生が活動への思いを語る!


今回お話をお聞きしたのはこの3人です。

愛知大学の鷲見菜那香さん 活動歴1年半。
バルーンアートを子どもに配るボランティアをしています。

愛知淑徳大学の伊藤風音さん 活動歴1年半。
高齢者サロンや児童館のお手伝いなどのボランティアをしています。

名城大学の前川和人さん 活動歴2年。
地域おこしや災害ボランティアなどのボランティアをしています。

左:鷲見さん 中央:伊藤さん 右:前川さん

ボランティア活動を楽しみながらしている3人がボランティアに対する思いなどを話してくれました!

―ボランティアを始めようと思ったきっかけを教えてください。
 また、最初に参加したボランティアは何でしたか。

前川さん
当時、僕は生き物が好きだったので生き物系のサークルに入っていました。そのサークルで、東北の観光復興をするボランティアがあると話を聞き参加したことがきっかけです。
そのボランティアでは僕が好きな生き物を見ることができると聞いたので参加しました。自分が好きなものから興味を持って、そのままボランティアにのめり込んでいったっていう感じですね。


 
伊藤さん
私は大学に入る前の春休みに始めました。大学で福祉関係を勉強するので、ボランティアで福祉の現場に行って、何か学べたらいいなと漠然に思ったことがきっかけです。
最初は高齢者サロンで利用者の方とお話をするボランティア、そして児童館で小学生と遊ぶボランティアを両方同時にスタートしました。

鷲見さん
私は、大学在学中に、何か人に語れることがしたい、人の役に立てることがしたいなって思って、 ボランティアサークルに入ったことがきっかけでした。
最初に参加したのは大学近くやイベントでバルーンアートを作って、お子さんに配るボランティアです。活動内容を聞いた時は、「こんなボランティアもあるんだ!」とびっくりしました。

―ボランティアの楽しさ・魅力は何ですか。また、活動を続けている理由は何ですか。
前川さん
いろいろな人たちと話して知識を得られるのがすごく楽しいですね。
あとはボランティアに行った時の景色を楽しむことも醍醐味だなと思います。
続けている理由としては、自分がしたことで人が笑顔になったり、人から感謝されると自分のしたことが人の助けになっていると直接、実感できるからです。

ボランティア先の東北できれいな景色をバックに記念撮影!

鷲見さん
私は自分がしたことで人に喜んでもらえることがすごく嬉しいです。私が作ったバルーンで子どもたちが楽しそうに遊んでいる光景を見ると、人の役に立てたなあと思うことができるので、そこが魅力です。
活動を通して喜びを見出すことができたことが今でも続けている理由だと思います。

子どもたちにバルーンアートを配る

伊藤さん
自分が興味のある分野の現場を見ることができるのが魅力だと思います。
また、普段なかなか関われない世代の方と接することがとても楽しいと感じています。
いろいろな方とお話しすることで自分の視野を広げることができていると実感しています。そんな経験をすることができるので続けているのだと思います。

ワークショップで子どもと触れ合う

―逆に活動で大変だったこと、辛かったことを教えてください。

鷲見さん
バルーンを欲しいお子さんが、私たちが予想した数よりとても多くて、供給が間に合わなかった時はとても大変でした。
目の前で欲しがっている子に「ちょっと待っててね」と言って、分担をしながら、需要に見合うように供給をできるよう頑張りました。需要に対する供給量の調整が大切だなと実感しました。

伊藤さん
今、デイサービスで利用者の方と楽しむレクリエーションを考えているのですが、これがとても大変です。
「どんなレクリエーションだったら利用者の方がみんなで楽しんでくれるだろう?」と友達と思考を巡らせて考えています。一生懸命考えて行動することで、自分の成長に繋がると思いますし、自信になると思いますが、今とても苦労しています(笑)

高齢者サロンでの貼り絵のレクリエーション

前川さん
災害ボランティアに行ったときに被災者の方の気持ちを考えることが大変でした。
被災者の方の中には、ボランティアに対して直接意見を言えない人も多数いて、一人一人の気持ちを察することがとても大切だと感じました。話すことですっきりする人もいれば、話しかけてほしくない人もいるので、作業の手を止めてでも被災者の気持ちに寄り添うことが大事だと思います。
必要以上のこと、求められている以上のことをしてはいけないし、逆にやらなすぎてもいけない。その微妙なバランスを考えることが難しかったです。

能登半島地震での災害ボランティア活動で家財道具を運び出す

―ボランティアに参加したからこそ学んだこと・気づいたことがあれば教えてください。

鷲見さん
ボランティア活動は人を喜ばせたり、笑顔にしたりすることができることはもちろんですが、人に感謝されると自分自身もうれしい気持ちになることに気づきました。
人に感謝されることで自分の価値を実感できる気がします。

伊藤さん
福祉分野の学びだったり、いろんな背景を持った人がいることに気づくことができました。ボランティア活動をしているからいろんな人と会うことができたし、得られた知識が多くあります。

前川さん
背伸びをして大きいことをやろうとせず、小さいことからでも自分のやれることをしてみることが大事だと思いました。
「自分のやってみようという意志に基づいて行動する」というのがボランティアの本質だと思います。「大きいことをしたからすごい頑張ったね」とかじゃなくて、小さいことの積み重ねが大切だと思います。小さなことでも喜んでくれる人はいますし、活動内容に優劣をつける必要はないと感じています。

ボランティアをしたことない人・ボランティアしてみたい人に向けてメッセージをお願いいたします。

鷲見さん
身近な場所で自分にとって気軽なボランティアから始めるといいと思います。私の場合はその次の一歩が踏み出しやすいし、もし踏み出せなかった場合でも、おしゃべりするとか遊ぶだけでも、
それだけでボランティアになることもあります。自分が「ハードル低い」と思うところから入ってほしいなと思います。

伊藤さん
ボランティアのハードルって思っているより低いと思います。
高いと思うんだったら、友達と参加したり、とりあえず1日だけ参加してもいいと思います。
大きなことができるわけではないけれど、活動した後に私でも貢献できたかもと思えるので、そんなに気負わずに始めていいのではないでしょうか。

前川さん
僕自身、好きなことが高じてボランティアを始めたように、自分のやりたいことができるボランティアもあると思います。
少しでも興味があったら周りの人を頼ってボランティアを見つけるというのも大事だと思っています。周りでボランティアをしている人がいたら積極的に声をかけてほしいです。ボランティアの募集を見てみると意外と自分に合うボランティアが見つかったりしますよ。
自分ができることから始めてみてほしいです。

インタビューを読んでボランティアをしてみたいと思ったあなた!!
ぼらマッチ!なごやに参加してみませんか?

ぼらマッチ!なごや
ボランティアをしたい人と、一緒に活動するボランティアを必要としている施設・団体との、ボランティアマッチングイベント。申し込み不要です。
日時:12月7日(土)午後0:30~4:30(受け付けは正午~)
場所:名古屋市北区名城3-1-1
愛知学院大学名城公園キャンパス アガルスタワー6階・10階
(地下鉄名城線「名城公園」駅2番出口から徒歩1分)
料金:参加費無料

主なイベント
・ぼらトーーク!(予約不要・無料)
社会貢献・ボランティア活動をしている人たちの話を聞いてみよう!
時間:午後0:30~2:00

昨年の様子

・団体・施設ブース(予約不要・無料)
ボランティアを募集している団体・施設の方と直接話せる!
時間:午後2:00~4:30

昨年の様子

・体験コーナー(予約不要・無料)
モルック・車いす体験・点字作成体験・難聴者支援ボランティアなどを体験!
時間:午後2:00~4:30

昨年の点字作成体験の様子

他にも、個別相談コーナー・学生向けおしゃべりコーナー・ボランティア入門講座など
盛りだくさんのイベントです。

災害ボランティアコーディネーター対談

災害ボランティアコーディネーターって知っていますか?
災害時に全国から集まる被災者支援のボランティアの受け付け・整理を行い、被災者のニーズを把握してボランティアと結びつける役割を担っています。また、平常時には地域の防災力を高める啓発活動などを行っています。

災害に関するボランティアというと災害時に被災者のために家屋の片付けや炊き出しなどをするボランティアを想像する方が少なくないと思いますが、災害ボランティアコーディネーターは災害ボランティアとは異なる役割を担っています。

お話をしてくれたのはこの2人
今回はそんな災害ボランティアコーディネーターとして活躍している2人に活動についてお話しをしてもらいました!

森本花織さん 
西区で子ども向けの防災教室や地域住民への講演会などの啓発活動行っている。
髙﨑賢一さん
港区でトワイライトスクールでの防災教室や地域の商業イベントなどで啓発活動を行っている災害ボランティアコーディネーターのベテラン。

左:森本さん 右:髙﨑さん
防災訓練で寸劇を交えて説明(森本さん)
イベントで防災の重要性を語る(髙﨑さん)

―活動に参加したきっかけはなんですか?
森本さん
「何か私にできることはないかな。」とぼんやり考えて社会福祉協議会に困りごとを聞きに行った際に「地域で防災を伝えられる人がいない」という話を聞いたことがきっかけです。
当時、防災に興味はなかったけど、とりあえず防災の勉強を始め防災士の資格を取りました。
ただ、防災士を取ったからと言って実際の現場で役に立つ知識が身に付いたわけではないなと思い、実践的に地域防災を学べる災害ボランティアコーディネーターになりました。

髙﨑さん
私の場合、住んでいる地域の自治会の組長になったことがきっかけでした。
妻に行ってこいと言われ、地域の会合に参加するようになり、そこで災害ボランティアコーディネーター養成講座のチラシをたまたま目にし、気になって応募したのが最初です。
正直最初は後ろ向きでしたが、徐々に活動に対する使命感を感じ今まで続けています。

―どのような年代の方が災害ボランティアコーディネーターとして活動していますか。

髙﨑さん
幅広い世代の方が活動されていますが、若い世代の方が少なく、
今、災害ボランティアコーディネーターの高齢化が進んでいるんです。

森本さん
私の周りのママ友とか学生さんに「楽しいよ」、「勉強になるよ」と伝えているが、なかなか増えていかない。来てくれると非常に喜ばれるんですけどね。

―災害ボランティアコーディネーターの魅力は何ですか。

髙﨑さん
ボランティアって人のためになるだけではなく自分が楽しいし、自分のためにもなるところが魅力ですね。
幅広い世代の人と仲良くできることがいいですよね。しかも災害に対する知識が得られる。普通は勉強しようと思ったらテキストを買ったりセミナーに行ったりお金を出しますよね。それを、役に立ちたいという思いだけであればタダで叶う。それがボランティアという場所です。

幅広い世代の人と活動

森本さん
私は髙﨑さんみたいな尊敬できる人と一緒に活動ができるのもうれしいし、居心地がいいんですね。好きな人・尊敬できる人と活動できるのってうれしいし居心地が良いですよね。
自宅や職場でもない居心地のいい第3の場所、ボランティアは私の中でそんな場所になっています。

防災訓練の様子

―ボランティアをしたことがない若い世代の方に向けてメッセージはありますか?

森本さん
年代によってできることとできないことがあると思うんです。
若い世代だからできることがあります。例えば防災情報をSNSで発信することとかね。
ボランティアってハードルが高いものじゃないんです。趣味の一環として気軽に参加してもらっていいんです。

髙﨑さん
そうですね。仕事ではないです。余暇は自分で自由に使えますが自分だけのために使うのではなく、人のために使えたらいいですよね。
よく「ボランティアをやっているひとは自己満足だ」、「偽善だ」とか思われますが、それでも結果として人のためになっているならいいんじゃないかな。
人に感謝をされることは自分にとって非常にうれしいこと。こんな自分でも人のためにできるんだと実感できる。ぜひ参加してみてほしい。

森本さん
最初からボランティアに参加するのはハードルが高いと思っている方は、
自分や家族を守るためと思って災害ボランティアコーディネーター養成講座を受けてみてはいかがでしょうか。防災の知識が身に付きますよ。もし講座を受けてみて興味があれば活動してみてほしいですね。

災害ボランティアコーディネーター養成講座

災害時の役割と平常時の活動を学ぶことができます。
市内各地でこれまでの修了生が、災害発生時だけではなく、平常時にも、地域の防災力を高めるために活動しています。参加費無料です。

日時:令和7年2/15(土)・16(日)・22(土)の全3回、午前9:30~午後5:00
場所:名古屋市総合社会福祉会館(北区)
対象:市内在住か在勤(学)で中学生以上の方。抽選50人
受け付け:令和7年1/21(火)まで

参加申し込みはこちら

ボランティアについての相談は市民活動推進センターまで!

いつでも何でも相談してください。
定期的にボランティアに関する講座やイベントも開催していますよ!
市民活動推進センター

開館時間:火曜日~土曜日午前9:00~午後9:30
     日曜日・祝休日午前9:00~午後6:00
     月曜日・年末年始休み
所在地:名古屋市中区三丁目18-1 ナディアパーク デザインセンタービル6階
    ※ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
電話番号:052-228-8039 FAX:052-228-8073

終わりに

インタビュー・対談を通して、ボランティアは誰かのためになるだけではなく、多くの人とのふれあい、知識・技術が身に付くなど自分にとってメリットがたくさんある活動であることを知ることができました。
ボランティア活動は、身近な地域でできるものから被災地での災害ボランティアなど幅広い活動があります。もし、興味を持たれた方がいらっしゃったら、身近なところから、自分にできることを探してみてはいかがでしょうか?
小さな行いでも喜んでくれる方がたくさんいますよ。

私も身の回りでできることから始めていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最後まで読んでくれた方に、抽選で市民活動推進センター作成オリジナル壁掛けカレンダー「なごやNPOカレンダー」をプレゼント!!
ぜひご応募ください!
対象:名古屋市内在住の方。抽選で10人
締切:11月30日 (土)
申し込みはこちら