【卓球】トップおとめピンポンズ名古屋 安藤みなみ選手にインタビュー~なごやスポーツ応援団~
こんにちは。広報課の児玉です。
今回は、広報なごや2月号の「なごやスポーツ応援団」でご紹介する卓球・トップおとめピンポンズ名古屋所属の安藤(あんどう)みなみ選手にお話を伺いました!
「なごやスポーツ応援団」ではスポーツチームやスポーツで活躍する方々を取り上げて紹介しています。普段スポーツを見ない人、しない人も、気になるスポーツを見つけて、ぜひ楽しんでください♪
今回もプレゼントがありますので、ぜひ最後までご覧ください。
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(―は児玉が質問)
―初心者向けに、試合観戦のポイントを教えていただけないでしょうか。
緊張感のあるなか、目に見えない駆け引きも
卓球の試合は静かな状態でプレーするので、すごく緊張感があります。野球やサッカーは声援が続くなかでプレーに入ると思うのですが、卓球は声援が止まって静かな状態でプレーに入ります。目に見えない駆け引きが行われているので、競ったときにどんなプレーをするのか見てもらえたら面白いかなと思います。
得点が入ると「ワー!!」っと盛り上がって、次のサーブに入るときにまた「シーン」となってという繰り返しの中で試合をします。
―今シーズンの目標を教えてください。
まずはセミファイナル出場
もちろん優勝ですが、まずは昨シーズン果たせなかったセミファイナル出場が目標です。リーグ戦の2位と3位がセミファイナルに出場できます。個人としては、昨シーズンを超えられるような結果を出すことです。
卓球をしている子どもたちに向けて
―いつごろ、どんなきっかけで、卓球を始めましたか?
早く始めたかった
年長のときです。兄が先に始めていたので自分もやりたかったのですが、年長までは「まだ早い」と止められていました。兄と母も卓球選手ですが、自分からやりたいと言ったので、やらされたというのではないです。
―練習はどのくらいしていましたか?
シンプルに卓球が楽しくて毎日練習
学校が終わってからほぼ毎日、小学校低学年のときは2時間、中学年から高校までは4時間くらい練習していました。友達と遊びたいと思うこともありましたが、授業が早く終わる日に少しだけ遊びに行ってから、練習していました。
―名古屋市ご出身ですよね?
はい。中学からは青森、高校は途中で熊本の学校に転校しました。
―中学生・高校生で親元を離れて、国内を転々とするというのは大変ではなかったですか?
中学の最初の1年くらいですぐに慣れたので、そこはあまり大変だとは感じなかったです。
―試合前のルーティンはありますか?
特にないのですが、朝はなるべく納豆を食べています。できるだけ体に良いものを食べて、試合の前日は脂っこいものを控えます。
―試合ではどうしたら緊張せず、自分の力を発揮できるでしょうか。
私も分からないので知りたいです笑
しっかり作戦を立てて準備
今でも緊張しますが、作戦はしっかり立てて試合に挑みます。Tリーグは、あらかじめどのチームと対戦するか決まっていて、3日くらい前にメンバー発表があります。その中の誰かが出るというのは分かるので、コーチや監督と戦術を事前に立てて、対策練習をして試合に臨みます。実際に誰とあたるかは、試合直前のオーダー交換で初めて分かります。
いつもと同じように過ごす
何か変わったことをすると、試合という意識をしすぎてしまうので、なるべくいつもと同じことをして過ごすようにしています。いつもと同じようにアップして、練習して、同じ感じで試合に入れるように。
―スポーツを頑張っている子どもたちのなかには、食べ物で好き嫌いのある子もいると思うのですが、食生活で気を付けていることがあれば教えてください。
給食の牛乳は頑張って飲んでいました!
体調を崩さないようにサプリを飲んだり、試合が近づいてきたら脂っこいものや好きなラーメンもなるべく控えたりと、ちょっとしたことはしています。あと、牛乳が嫌いで今も飲めないのですが、小学校のときは給食で絶対出るじゃないですか。あれは欠かさず絶対に飲んでいました。体のために飲んだほうがいいと思って。
―実際にボールを打っているところを、少し見せていただくことは可能でしょうか。
(快くスタッフの方との打ち合いを見せてくださいました。その正確さとラリーの速さ、リズムの良さに、軽い打ち合いでもやっぱりプロは全然違う!!と再認識しました)
―大切にしている言葉や座右の銘があれば教えてください。
「ありがとう」
ツキを呼ぶ、というようなテーマの本に「ありがとう」という言葉が大事だと書いてあったんです。その本を読んでから、自分から「ありがとう」とポジティブな言葉を発するように心掛けています。
―今、卓球選手を目指している子どもたちにメッセージをお願いします。
卓球を通して人としても成長できる
卓球を通していろいろな人に出会ったりいろいろな経験ができると思います。そうすることで、卓球も人としても成長できることはたくさんあると思います。いま、私の友達や知り合いで一番多いのは、卓球を通して出会った人たち。そういう面でも卓球をやっててよかったなと思います。嫌になる時もあるかもしれませんが、きっと何かプラスになる時が来ると思うので頑張ってください!
おわりに
実際にお会いした安藤選手は、試合中の集中した表情とコートの外での柔らかな表情の違いが印象的でした。その言葉からは、卓球に向き合う熱い思いや意志の強さを感じました。インタビューを通して、子どものころから高いレベルで練習に励み、厳しい環境に身を置き、並々ならぬ努力をされてきたのだということを改めて感じました。
そんなプロのスポーツ選手たちは、レベルが違いすぎて遠い存在だと感じるかもしれません。でも、どのスポーツの、どのプロ選手にもその競技を「始めたばかりのころ」はありました。プロになることだけがゴールではないですし、子どもたちが(もちろん大人の皆さんも!)何かのタイミングでスポーツを始める、楽しむ、夢中になる、そのきっかけにこの「なごやスポーツ応援団」がなってくれたらとてもうれしいです。
次回はどんなスポーツのご紹介になるでしょうか・・・お楽しみに!