一日限定開催 揚輝荘 伴華楼でのお茶会「松華茶会」
みなさん、こんにちは!揚輝荘管理事務所です。
今回は、揚輝荘伴華楼にて2024年10月19日(土)限定で行われる特別なお茶会についてご紹介いたします。
揚輝荘 「松華茶会」
普段は入ることのできない伴華楼(※)二階の尾張徳川家ゆかりの茶室において、名古屋まつり開催期間中に 1 日のみ行われる特別なお茶会です。(要事前申し込み)
(※)昭和 4 年建築。名古屋市指定有形文化財
開催日 :2024年10月19日(土)
開催時間:①11:00 ②11:40 ③12:40 ④13:20
⑤14:00⑥14:40 ⑦15:20
定 員 :各席 5人
場 所 :揚輝荘北園 伴華楼二階茶室
亭 主 :松尾流 松尾宗典
料 金 :一人 1,000 円
申し込み:予約フォーム、ファクス(052-759-4451)
または揚輝荘聴松閣受付窓口にて、お申込みください。(応募多数の場合は抽選となります。)
締 切 :10月9日(水)
伴華楼は、昭和4年に尾張徳川家ゆかり座敷に洋室などを加えて建築されました。
英語のバンガロー(bungalow)をもじって命名されたものです。もともとバンガローは、建物の周囲にベランダやテラスのある木造住宅ですが、「普請道楽」と言われた施主である伊藤次郎左衛門祐民の遊び心が、この建物の命名からも伺うことができます。
設計は、名古屋に四十以上の近代建築を残した建築家、鈴木禎次によるもので、徳川家ゆかりの和室に洋式建築を加えた和洋折衷型住宅となっており、南側からみると二階建て、北側からみると地下のある平屋建てのように見えます。
一階テラスの壁は竜山石と五色の玉石張り、その支柱には四方柾目の建材、煙突外壁は、スクラッチタイルとモルタルの市松模様、ガラスは昔ながらのフロート方式製法のものが残っています。また、二階の洋室外壁部分は椹のうろこ壁、和室廊下には二段の無双窓、外壁部分には弁柄漆喰塗りなど、さまざまなデザイン意匠が凝らされています。
今回お茶会を行うのは二階にある茶室です。障子が三段の腰高障子で、腰下が開閉式引戸のにじり口見立てなっており、床柱には赤松が使われています。壁の仕上げは美しいさざ波を打った模様で「ひき摺り仕上げ」と呼ばれています。
お茶会にご参加いただき、揚輝荘の建築物の魅力も知っていただく機会になれば嬉しく思います。