なごや英傑聖地巡礼 家紋印めぐりスタンプラリーをやってみた
こんにちは!広報課の小川です。
寒い日が続いていますが、皆さんお元気にお過ごしですか?
家の中で閉じこもって過ごしている、そんなあなたにお勧めしたい企画があ
ります。それが、「なごや英傑聖地巡礼 家紋印めぐり」!!
なごや英傑 聖地巡礼
今回は、この企画をした観光文化交流局の小坂(こさか)さんと実際に巡ります!
小坂さん:江戸時代の大名の約7割が現在の愛知県出身であったと言われる“武将のふるさと”愛知県。名古屋市内にも天下に名を馳せた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとした英傑たちゆかりの地が数多くあります。
そんな英傑たちゆかりの地を広く皆さんに知っていただきたいと思い、
「なごや英傑 聖地巡礼 家紋印めぐり」スタンプラリーを企画しました。
スタンプ設置箇所は、織田信長ゆかりの地:桶狭間観光案内所(緑区)、豊臣秀吉ゆかりの地:豊國神社(中村区)、徳川家康ゆかりの地:名古屋城(中区)、前田利家ゆかりの地、前田速念寺(中川区)、加藤清正ゆかりの地:秀吉清正記念館(中村区)。
さあ、では早速行ってみましょう!
家紋印めぐりスタート!!1つ目のスタンプポイント前田速念寺 (前田城址)!
今回は、前田速念寺(前田城址)から巡ることにしました。順番は、どこからでも大丈夫!
最寄り駅は、近鉄「伏屋」駅。(朝8:45頃にスタートしました!)
この場所は、荒子(中川区)からつながる前田利家ゆかりの地を巡れる「犬千代ルート」(名古屋市が設置したあおなみ線「荒子」駅~市バス「伏屋」停の散策コース)にも組み入れられている場所。
5分ほど歩くと、前田速念寺に到着です!入り口は駅とは反対側。
この場所は、前田利家の誕生地の説の一つとされています。
お寺の入り口には、”前田城址”という記載もあり、お寺の説明板によると、荒子前田家の本家筋にあたる前田与十郎家の居城だった場所とされています。前田利家はここで生まれ、幼少のころ前田城の出城である、荒子城に移って成長したと寺では伝えられているそうです。
寺の門の上を見上げると、鐘と木彫りの立派な竜が見られます。
本堂は、前田利家の兜(かぶと)を想起させる形をしています。
なにやら、外国の言葉で書かれた巨大な壁面があります。いったいなんと書いてあるのでしょう…。
住職さんに聞いたところ、60年ほど前に本堂や会館(石版のある建物)などを建て替えた当時の住職(先々代で現住職の祖父)前田惠學が造らせた石版なのだそうです。
東京大学でインド哲学を専攻し、真宗大谷派の寺院の住職のかたわらでインド仏教の教授職を愛知学院大学などで担っていたことからこの石版を造り、石版の文字はデーヴァーナガリ(いわゆる梵字)で書かれたサンスクリット語での『仏説無量寿経』の冒頭数行なのだそう。
最初の行だけ音読みすると「ナモーアミターバヤー」と読み、これがシルクロードを渡り中国から日本にきますと「南無阿弥陀佛」となって、お念仏の元ともなるのですね。
スタンプポイントは、本堂入り口の左手にあります。
早速1つ目ゲットです!
斜めから見ても、屋根の形がまっすぐではなくて、凝った形。
前田与十郎のお墓もあります。
前田速念寺(前田城址)の前で、ゲットしたスタンプとともにパシャリ!!
滞在時間約30分でした。
次の場所、豊國神社・秀吉清正記念館に向かいます。
近鉄・地下鉄を使って「中村公園」駅へ!
地上に出ると、いつも大鳥居が出迎えてくれます。
参道には、ゆかりの武将を説明する掲示が至る所に。
大鳥居から中村公園まで、この参道を進みます。
中村公園に到着!
この中村公園エリアには2つのスタンプポイントがあります。
橋を渡って…
2つ目のスタンプポイント 豊國神社
豊國神社へ。2つ目のスタンプポイントは、豊国神社社殿左側にある社務所の前です。
御垣内(みかきうち)内は撮影禁止のため、スタンプポイントを外からパシャリ。
無事、2つ目をゲットできたようです!
せっかくなので、園内を散策。大正天皇お手植えの松です。松の向こう側は名古屋競輪場。2026年のアジア競技大会では、BMXレーシングの競技会場となる予定であるため、整備が進んでいます。
紅葉と茶室が美しい。園内にある中村公園記念館と茶室は貸し出しを行っていて、よく結婚式の写真撮影などによく使われています。
12月中頃に取材に来ましたが、日差しを受けて紅葉が美しい!
奥には太閤池があります。モミジの間に写っている建物が3つ目のスタンプポイント!さて、秀吉清正記念館へ行ってみましょう。
3つ目のスタンプポイント 秀吉清正記念館
秀吉清正記念館は、この建物の2階。1階は中村図書館です。
早速、入り口にスタンプポイントがあります!
ちょっと強く押しすぎてしまい、「聖地巡礼」の文字が消えてしまった…
秀吉清正記念館では、織田信長の登場から豊臣秀吉の天下統一への道のり、さらに加藤清正ら尾張の武将たちに関する絵画、工芸、文書などの史料が展示されています。
さて、記念館の中の加藤清正像の前で記念にパシャリ!
階段を下りる途中には、「なごや英傑 聖地巡礼」パンフレットのイラストとしても使われている墨絵師 御歌頭(おかず)さんの作品が飾られています。迫力ある作品です。
せっかくなので、中村公園の園内をもう少し散策してみましょう。
中村公園は、名古屋駅の西側から延びる豊臣秀吉ゆかりの地を巡るルート「太閤秀吉功路」の最終地点でもあります。
太閤秀吉功路は、過去の#なごやを歩こうでも紹介しているので、ぜひご覧ください。
中村公園の東隣には、「豊太閤産湯の井戸」や秀吉が植えたとされる「御手植えの柊(ひいらぎ)」がある太閤山常泉寺があります。
さらに東へと進むと、加藤清正が自身が生まれた場所に再建した妙行寺があります。
中村公園エリアの滞在時間は約1時間。現在午前11:00頃。
秀吉のごほうびシリーズを販売するMASA cafe
中村公園の近くに、秀吉にちなんだグルメを味わえるカフェがあるので、少し寄っていきましょう。店内ではパンやサンドイッチを味わえますが、せっかくなので、「秀吉のごほうび」シリーズを!
コーヒーは香り高くておいしい!ごほうびシリーズの「『生』くりーむぱん」もいただきました。地元愛知の素材にこだわったモチモチ生地に、カスタードクリームとうぐいす餅が包まれています。
※「『生』くりーむぱん」をイートインで食べたいときは予約が必要。テイクアウトは予約不要
「秀吉のごほうび」シリーズのパッケージをよく見ると…
コーヒーのパッケージの秀吉は、コーヒーを飲んでいる!
クリームパンのパッケージの秀吉は、クリームパンを食べている!
さて、小休憩をはさんだところで、次の目的地・桶狭間へ!
地下鉄「中村日赤」駅から地下鉄に乗り、名鉄に乗り継いで「有松」駅へ。
有松駅を出てすぐのバスターミナルから、「有松11・緑巡回」の市バスに乗って、「桶狭間寺前」停で下車します。
4つ目のスタンプポイント 桶狭間古戦場観光案内所
バスを降りると目の前に池が!「大池」というそうです。この写真の場所まで少し歩くと、次のポイント桶狭間古戦場観光案内所です。
観光案内所は、アパートの一角にあります。見落とさないようにこの写真をしっかり見て探してくださいね。
中に入ると、スタッフの皆さんが出迎えてくださいます。
ここで申し込むと、ガイドボランティアさんに桶狭間をガイドしていただくこともできます。
案内所内は、信長などの武将グッズがたくさん販売されています。
鎧兜(よろいかぶと)の試着もできるそうです!
ちょうど中国の学生さんが試着をされていたので、パシャリ!これから名古屋城や関ヶ原など、武将ゆかりの地を巡られるのだそうです。
さてさて、そろそろ4つ目のスタンプを押していきましょう。
スタンプを押したら…せっかくなので、桶狭間古戦場公園に足を延ばしましょう。池の周りを進んで、5分くらい歩くと到着します。
最初の印象は思っていたより、普通の公園。
しかし、、公園の中に入ってみると、特徴的!
それぞれのモニュメントの前に「丸根砦」や「大高城」など桶狭間の戦いの要となった場所の表示がされていて、公園内が桶狭間の戦いのジオラマになっているのです!
今川義元公 馬つなぎの「ねづの木」など、由緒ある史跡もあります。
桶狭間古戦場公園保存会さんの説明書きには、「今川義元が水を飲むときに馬をつないだ木と言われていて、触ると熱病にかかると言い伝えもある」とのことです。
普通の公園だと思っていた場所が、一気におどろおどろしい場所になりましたね。
こちらは、「駿公墓碣(すんこうぼけつ)」といって、当時村人が敗軍の将を弔うことをはばかり、墓石を埋めてひっそり供養したものだそうです。
織田信長公、今川義元公の像
やっぱりスタンプゲットの記念撮影は、この像の前で!
池をぐるっと回って、もう一つの桶狭間の戦いゆかりの地、長福寺にも足を延ばしました。桶狭間古戦場公園から歩いて5分くらい。
後ろにある石碑の説明を読むと、「合戦による人馬の血と雷雨で、この下の小川が真っ赤に染まった」とあります。当時の戦いの激しさがうかがえるエピソードですね。
長福寺に到着!趣ある歴史が深そうなお寺さんです。
桶狭間の戦いでは、今川勢がこの地に着くと聞くや、住民の先導者となって率先して酒食を提供したそうです。
この場所は、「首検証跡(くびけんしょうあと)」。
お寺の掲示には、「(今川義元の茶坊主)林阿弥が織田信長にとらえられ、今川方武将の首を検証したとされる場所。ここには供養杉と呼ばれる大木があったが、伊勢湾台風で枯れてしまい、現在2代目」とあります。
ここは弁天池。お寺の掲示では、「桶狭間の戦いの際、血の付いた刀がここですすがれたと考えられている」とあります。いったいどんな色に染まっていたのでしょう…考えると恐ろしい限り。
長福寺をあとに、バス停へ。バス停のわきには「戦評の松」があります。
「今川義元の家臣がこの松の下で軍議を行ったといわれている。旧暦の5月19日、白馬に乗った義元の亡霊が現れたと伝えられている」のだとか…。
「桶狭間の戦い」というワードは、学校で習ってよく知っている言葉でしたが、現地でさまざまなエピソードを目にすると、恐ろしい光景が広がる激戦地だったのだなあと初めて実感することができました。
桶狭間の滞在時間はだいたい1時間。現在2時ごろ。
さて、有松へ戻って軽いお昼ご飯をいただきましょう。
今回は、1日でスタンプラリーのコンプリートを目指したので有松のグルメはゆっくりと味わえませんでしたが、観光で来たときはしっかり有松の古い町並みも堪能したいと思います!
有松の観光紹介はこちら
過去の#なごやを歩こうでも紹介しているので、ぜひご覧ください。
では最終スタンプポイント、名古屋城へと向かいます。
名鉄に乗り、「金山」駅で乗り換えて、地下鉄「名古屋城」駅へ。
スタンプポイントは、正門近くなので、正門まで歩きます。
5つ目のスタンプポイント 名古屋城!!
時刻は午後4:00前!名古屋城に入場できるのは午後4:30までなので、お時間にはご注意ください。スタンプポイントは正門横の総合案内所。
最後のスタンプゲットです!
名古屋城も紅葉がきれいでした。
天守閣を背景に、記念撮影!
二之丸庭園の紅葉も見事です。
名古屋城をあとに、金シャチ横丁を通って…
また地下鉄に乗ります!スタンプラリーの景品「家紋印5種」をもらいに「栄」駅へ。
オアシス21iセンター(東区)で家紋印と引き換え
「家紋印」をもらえるのは、オアシス21にあるiセンター(観光案内所)。
スタンプ台紙を見せて…
家紋印を受け取ります。
5種類の家紋印をゲットだぜー!
スタンプラリーコンプリートは午後5:00過ぎ。歩いた歩数は18,361歩!
達成感と、心地よい疲労感で今日はよく眠れそうです。今回は1日で周りましたが、スタンプポイントの周辺にはほかにも見どころがたくさんあるので、何日かに分けてしっかりと楽しむのがお勧めです♪
「家紋印」は、「金山」駅の観光案内所でも引き換えてもらえますよ。
家紋印めぐり
「ぜひ、やってみたい!」と思ったそこのあなた!
今回紹介した5つのスタンプポイントや、オアシス21と金山の観光案内所などで「なごや英傑 聖地巡礼」のパンフレットを入手してスタートしてくださいね。
日程:3月9日(日)まで
詳しくはこちら
コンプリートした人には…さらに!!
3月1日(土)・2日(日)に吹上ホール(千種区)で開催される「にっぽん城まつり2025名古屋市ブース」に行くと、前田慶次の家紋印と家紋印帳がもらえます!
最後まで読んでくれたあなたに
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