名古屋らしさ・価値観を皆で考えてみた。#ワークショップ1日目
みなさん、こんにちは!
総務局企画課シティプロモーション推進担当です。
私たちシティプロモーション担当は、名古屋市に住んでいる方には、これからも住み続けたい・働き続けたいと、名古屋市に住んでいない方には、行ってみたい・住んでみたい・働きたいと思っていただけることを目指して活動しています。このnoteでは、私たちが開催したイベントのレポートや活動報告をマガジン「シティプロモーション」で発信しています!
今回は、2024年8月24日(土)に実施したブランディングワークショップをレポートします。
ちなみに、前回は"ブランドの成り立ち"や"シティプロモーションで取り組むこと"についての記事になっていますので、興味のある方、まだ読んでいない方は前回の記事もご覧ください。
学生、市民、事業者、市職員といったさまざまな方にご参加いただきました。(ご参加いただいた方、ありがとうございます…!)
ワークショップの狙い
端的に言うと、ブランドコンセプトを考えることが目的です。
※ブランドコンセプトとは、ブランドの軸となる考え方・理念を端的に表したフレーズのこと
コンセプトを考えるための手法はいくつかあると思いますが、
“シティプロモーションは、市役所だけでなく、市内外問わず名古屋が好きな方や事業者の方、民間企業様の力もお借りして、オール名古屋の意気込みでやっていきたい”
この思いから、さまざまなバックボーンを持つ有志の皆さんとワークショップを行い、今まで気づいていなかった名古屋の新たな魅力や側面を発掘したり、今ある魅力をさらに深堀したりすることで、“共感できるブランドコンセプト”が生まれるのではないかと考えました。
ワークショップの進め方
参加者は約30名。 5つのグループに分かれてワークを行いました。シティプロモーション推進担当の市職員も参加しています。
「名古屋市が世界一になれることは何か?」などの7つのテーマに対し、意見やアイデアなどをまずは個人それぞれの付箋に書き込んでもらい、チームメンバーと相談しながら1枚の模造紙に貼り付け、意見をまとめました。
はじめは意見がたくさん出るか心配していましたが、かなり白熱しました…!
自分の中で言語化できない部分をチームメンバーが分かりやすく表現してくれて、名古屋市ってそんなスゴイところもあるんだ!知らなかった!なんてことも。 発表で「愛知は寺社仏閣数が日本一!実は京都より多い」という話があったときは、各テーブルから驚きの声があがっていました。
テーマは7つ。多いと思いきや、盛り上がってあっという間。
フラットに話すために、自己紹介はニックネームのみにし、
・お互いをリスペクト
・思いや考えは遠慮せず出し切る
・発表はリアクションや拍手で承認
・相手の話を否定せず違いを楽しむ
を心構えに、ワークを行いました。
そして7つのテーマはこちら。
テーマ1:名古屋市の課題は何か?
テーマ2:このプロジェクトで得たい成果はなにか?
テーマ3:プロジェクトチーム名を考えましょう
テーマ4:名古屋市(名古屋市民)の「らしさ・価値観」は何か?
テーマ5:その中で未来にもっていきたい「らしさ・価値観」は何か?
テーマ6:名古屋市が世界一になれることは何か?
テーマ7:名古屋市民にとって「幸せに生きる」「幸せに暮らす」とはどんなことか?
特に盛り上がったワークを抜粋して内容をご紹介します。
名古屋市(名古屋市民)のらしさ・価値観とは何か?
名古屋市(市民)らしさ。価値観。
「らしさ」も「価値観」も、言葉で表現するのって、結構難しいですね。
あるチームは、メンバー全員が「堅実」というワードを書いていました。
正解とかはないので、何を書いてもOKなのですが、同じ付箋を出すあの瞬間、盛り上がっただろうなと思います。
全5チームの内容を分類してみると、大きく3つに分かれました。
① 市民は、堅実や安定感がある、ゆったりおっとり優しい人柄というイメージを持っている。逆に市民以外からは豪華やお金持ちの印象を持たれている。後者は金シャチのイメージなどの煌びやかなものから連想されている?
② 学生が多い。大人になっても名古屋に居続ける人も多い。学生だけでなく、年を重ねても会える友人がいることから、“名古屋には青春がある“。
③ 他の文化を受け入れて独自にアレンジする足し算的な発想がある。
3つとも違った視点でしたが、グループ発表ごとに、共感が起こっていました。「色々な文化を受け入れる」を”文化のあんかけスパゲッティ”と表現しているチームも。
名古屋市民にとって「幸せに生きる」 「幸せに暮らす」とはどんなことか?
全体を通して、
仕事以外に家族やプライベートが充実しているような、人としての幸せがあること、日常にちょっとした贅沢があること、やりたいことをやれる選択肢があること、などに加えて、子どもから大人になるまで、ずっと安心感があることという意見がありました。
また、名古屋で暮らすことに誇りを持てることが幸せに生きること、幸せに暮らすことにつながるという意見もありました。
充実した生活基盤の中で、ずっと居心地の良さと安心感が続き、名古屋らしい独自性もある。様々な要素を足し算した名古屋らしさあふれる暮らしに、幸せがあるというヒントを得られました。
DAY1を振り返って
市民、学生、事業者、市職員といった、様々な方が一人一人違うバックボーンを持つ中で、「名古屋が好き」「もっと良くなる」「ポテンシャルがある」と思っているからこそ、初対面とは思えないほど盛り上がりました。
長丁場のワークショップで、昼もはさみましたが、ランチを一緒に過ごす方々もいらっしゃいました。
適宜休憩は取りながらも、ほぼノンストップでグループワークを行うハードスケジュールにも関わらず、笑顔と話題が絶えず、シティプロモーションの土台作りにたくさんの方が関わっていただけてとても嬉しいなあと思いました。
ワークショップはあと2回開催する予定です。
DAY2では、シティプロモーションのターゲットを考察するワーク、DAY3ではブランドコンセプトを考察するワークを行います。
全3回のワークショップを通じて、どんなブランドコンセプトになるんだろう?とわくわくしています。
あと2回、DAY2とDAY3のワークショップを通じて、どんなブランドコンセプトになるんだろう?とわくわくしています。
今回は発信者側の視点から課題の深堀を行いましたが、次回は受け手側のニーズの観点から切り込んでいくので、また違った名古屋の強みが表れるかもしれません。
次回のワークショップのレポート投稿をお楽しみに!
そして、ワークショップ以外にも様々な取り組みを行なっていきます。当アカウントや市公式ウェブサイトなどチェックしてみてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。