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ふらっと寄れるマージャンサロン~コロナ禍を乗り越え実現、光城学区コミュニティセンターで育む地域の絆~

こんにちは、北区役所地域力推進室コミュニティサポーターの二宮です。

私たちコミュニティサポーターは、交通安全や防犯、町内の美化、高齢者や子育てのみまもりなど、住みやすいまちをつくるための地域活動を支援する職員です。地域活動を支援する中で出会った魅力的な活動や課題解決のコツ、地域活動の舞台裏などを名古屋市公式noteの中の「ミンナノまちづくり」マガジンとして発信しています!

第2回の今回は、令和5年度より、地域の方を対象にマージャンサロンを開催している、
光城学区コミュニティセンターさんに取材に行ってきました。

記事では
・マージャンサロン主催者の一人である後藤さんへの取材内容
・実際のマージャンサロンの様子
について紹介します。

左から、後藤さん(サロン事務局長)、平出さん(サロン運営委員長)、赤井さん(事務局員、会計)

マージャンサロン開催経緯は?

マージャンサロンを始めるきっかけは新型コロナウイルス感染症流行前までさかのぼります。

学区に住む高齢者からコミュニティセンターの管理人でもある後藤さんに、「身体が動かなくなり運動はできない。マージャンならできるから、コミュニティセンターですることはできないだろうか」と相談がありました。

後藤さんは早速実現しようとしましたが、コロナ禍が原因で、長らく実施できずにいました。

そして令和5年度、後藤さんは学区で活動する平出さんや赤井さんに呼びかけ、3人でマージャンサロン運営を開始しました。

活動をスタートするために必要であった運営資金は、北区役所に紹介された、北区社会福祉協議会が運営する「ふれあい・いきいきサロン整備助成金」を活用し、マージャン卓などを準備しました。

マージャンサロンの活動の様子

助成を受け、サロンの規約も作成し令和5年度11月には第一回目の「コミセンマージャンサロン」をスタート!

サロン開催については町内会の回覧版や掲示版で知らせました。
口コミなどでも広がり第一回目には17名もの参加者が集まりました。

好きな時に来て、好きな時に帰っていいサロン

予約不要、参加費は1回100円(お茶またはコーヒー付き)です。
参加者は初回に登録をすれば、次回からは名簿の名前に「〇(まる)」をつけるだけでマージャンが楽しめます。

サロンは毎週月曜日の午後に開催されますが、急な連絡が必要な時にはマージャンサロン専用のLINEグループでお知らせします。

取材当日のマージャンサロンには12名の参加者がいらっしゃいました。

マージャンサロンを体験!

来館した人から卓を準備し、マージャンを始めます。

マージャンサロンの様子

参加者には、熟練の方も初めてマージャンをする方もいらっしゃいます。
そのため、初めてマージャンをされる方には後藤さんたちがパイの名前や役について、隣の席で教えてくださり、実際にやってみながら覚えていくことができます。
それぞれ教え合い会話しながら卓を囲み、一緒にマージャンを楽しみます。

筆者もマージャンに初挑戦しましたが、後藤さん、平出さん、赤井さん、参加者のみなさんが熱心に教えてくださいました。

また、4人で向かい合って、参加者が協力して準備するマージャンは、自然と交流も生まれます。この日はマージャンパイを準備しながら、オンライン決済についてお話ししていました。
 
手や頭を動かしながら、近所の人と話す機会もできるマージャンはサロンの活動内容として良い取り組みだなと思いました。

会話をしながらマージャンを楽しみます


また、参加者はお客さんではなく、運営者と同じ対等な立場。
開催当初は準備・片付けは運営者のみで行っていましたが、現在はサロンに参加した人全員で、準備・片付け・拭き掃除まで行っています。全員で準備や片付けを行うことで運営者の負担を減らすことができます。

準備・片付けは参加者のみなさんも一緒に行います

参加者、運営者の声

参加者からは、「遠くにあるマージャン教室に通おうとしていたが近くにできてよかった」「暇を持て余していて仕方がなかったからサロン開催がありがたい」などの声が寄せられているといいます。

筆者の見学時にも、次回以降のサロンスケジュールを催促する声があり、参加者の皆さんが楽しみにされていることが伝わりました。

主催者の一人である後藤さんはマージャンサロンを「やってみてよかった」「(開催にあたって)苦労なし、楽しくやった」と、規約や助成金申請書作成も苦じゃなかったとお話ししてくださいました。

楽しんで取り組むことが開催の秘訣なのかもしれませんね。
今後は参加費の残金でサロン皆勤賞や、点数が高かった人への景品のプレゼントなどをやってみたいとおっしゃっていました。

マージャンサロンをきっかけに、これまで知らなかった地域住民の方とも初めて顔を合わせたそうです。
みんなで準備し、卓を囲み、自然に交流できるマージャンサロンは素敵な地域交流の場となっています。

令和6年度春のマージャンサロンの様子

「ふらっときてすぐできる」交流の場にもなるマージャンサロン、みなさんの地域でもはじめてみませんか。

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