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市バスでPetit(プチ)旅~飲んで♪食べて♪レトロ喫茶を満喫!~

こんにちは。広報課の執行です。皆さん広報なごや1月号はご覧になりましたか?今回は、#なごやを歩こうの番外編で「市バス・地下鉄」を使ってレトロ喫茶を巡り、飲んで♪食べてきました!もちろん自腹です(笑)
レトロ喫茶周辺の見どころも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。最後まで読んでいただいた方には、プレゼントの応募企画もあります!スキも押してください(^^)/


名古屋の喫茶店文化は尾張徳川家の時代から!?

名古屋市内の喫茶店数は約2,416店舗(主としてコーヒー・紅茶・清涼飲料などの飲料や簡易な食事などをその場で飲食させる事業所の数。令和3年経済センサス活動調査より)。
尾張徳川家の時代から当時の藩主や家臣が茶道や能楽、舞踊などの芸事に熱心で、庶民の間にも浸透していったのが茶の湯のはじまりといわれています。そこから茶を楽しむ文化が根付き、今日の名古屋で喫茶店が愛されるようになったといわれています。
今回はそんな喫茶店を愛する名古屋の中でも、今、若者を中心に人気の「レトロ喫茶」を巡ります!

市バスに乗ってレッツゴー!

今回の企画は、名古屋市交通局の「市バスでPetit旅」シリーズ第3弾のレトロ喫茶編です(第1弾はスイーツ編、第2弾はパン編)。
時間の都合上、金山駅から出発です(紙面とは逆回りになりますのでご注意ください)

~市バス・地下鉄でおトクにめぐろうキャンペーン~
「市バスでPetit旅」専用乗車券は、この記事でご紹介する喫茶店を含んだ対象店舗(市内12カ所)で使用できる200円分の割引クーポン付きです。
販売期間:1/17(金)~3/17(月)
販売場所:地下鉄駅長室(「上小田井」・「上飯田」駅除く)、交通局サービスセンター(地下鉄「名古屋」・「栄」・「金山」駅構内)
枚数:5,000枚程度
料金:870円(大人用のみ)

使用するのはPetit旅専用のお得なバス・地下鉄全線一日乗車券!地下鉄駅などで購入できますよ。
この日は金山駅前の市バス乗り場からスタートしました!
実際に市バスで!交通局乗客誘致推進課職員の岡本さん(右)と広報課職員(左)
下車したバス停の読み方が難しい・・・「二女子(ににょうし)」の一つ前のバス停は「五女子(ごにょうし)!」

珈琲元年中川本店

二女子バス停から歩いて4分。珈琲元年中川本店に到着です。

「遠い国のコーヒー農園で、人々の情熱を受けて育まれたコーヒーを丁寧にドリップし、大切にお届けする」という想いを忘れないように、また新たなる珈琲文化の創造への気持ちを込めて「珈琲元年」と名付けられたそうです。

定番のモーニングセット!トーストがふわふわでバターがしっかりしみていてとってもおいしかった。セットについてるポテトサラダをのせてもGOOD!

モーニングセットはドリンク代(写真は、珈琲元年ブレンド500円)+0円。ポテトサラダではなく、小倉あんやはちみつの選択もありましたよ♪

中川運河沿いにあるので、窓際の席は眺めが最高なんです。中川運河の向こうには名古屋駅のビル群も見えます!天気のいい日は、テラス席でも楽しめそう!

窓際の席から見る景色

PALET.NU(パレット・ニュー)

モーニングの後は、3分ほど歩いてパレット・ニュー
パレット・ニューは、地域住民・アーティスト・地域企業などの活動の輪がより大きな広がりとなるように、中川運河の魅力(水辺、アート、モノづくり)をより多くの方が学び・体感し、自ら活動するための協働の場として、期間限定(令和7年3月31日まで)で作られた施設です。

鮮やかな看板が目印

行った日はちょうど、地域の方が教室を開いていました!施設の利用料は無料なので、教室などを開いてみたい方は常駐しているコミュニティマネージャーさんに相談してみるのもいいですね。

水辺エリア側(中川運河側)から見て、右がコンテナA(会議棟)・左がコンテナB(展示棟)
これから開催されるイベントはこちらから

水辺エリアの横には、畑があります。こちらでは、パレット・ニューの市民農園部の活動で野菜を育てています。

畑には白菜が生育中でした!

水辺エリアは中川運河を背景に、ダンスや演奏などの発表会、フィットネス教室、撮影などのためのステージとして利用できます。

中川運河から吹く風が気持ちいい!

黒塀の小径(こみち)

パレット・ニューから歩いて約10分の場所に空襲を免れた黒塀に囲まれた家屋が残っています。近くにある「子授け地蔵」は、名古屋城築城の残石で作られたと言われています。
※観光施設ではありませんので、静かに訪れてください。

細い道の途中で見られる景色

広見憩いの杜

黒塀の小径から歩いて約10分、広見憩いの杜に到着。ここは、名古屋市上下水道局露橋水処理センターの地下にある水処理施設の上部を、緑化して開放しています。運河沿いには遊歩道が整備されています。橋を渡ると大きな広場に到着します。

名古屋市上下水道局露橋水処理センター

お子さま連れの方などは広い公園で思いっきり遊ぶことができますよ。また、運河を眺めながら遊歩道を散歩したりと、ゆっくりと過ごすこともできます。

広いスペースのある公園

ゆっくりと公園で過ごした後は、広見憩いの杜の南側にある小栗橋を渡って次の目的地へ向かいます!途中に見える川沿いの景色は目を楽しませてくれますよ!

広見憩いの杜の南側にある小栗橋から見る倉庫群
小栗橋を渡ると見えるアートにもほんわかした気持ちになります。広見憩いの杜からも見えますよ!

cafe ROXA(カフェローシャ)本社店

お散歩がてら広見憩いの杜から20分ほど歩いて、「カフェローシャ」に到着です。直接こちらの喫茶店に行く場合は「長良橋」バス停の利用が便利です(長良橋バス停からは徒歩約6分)。

カフェローシャ外観

喫茶店に入ると、コーヒー豆の香ばしい香りが!
ここは、喫茶店ですがコーヒー豆の販売や焙煎も行っているんです。
さっそく、おすすめのコーヒーゼリーをいただきました。コーヒーゼリーの上に乗っているのは、生クリームではなくてマスカルポーネチーズのクリーム!「えっ!マスカルポーネチーズ??」と思われる方もいるかもしれませんが、これがまた合うんです。マスターいわく「焙煎された少し苦みのある独特のうちのコーヒーにはこのクリームが合うんですよ」とのこと。ほんとに「絶品!」でした。

マスカルポーネチーズのクリームの乗った炭焼コーヒーゼリー(580円)

もちろんコーヒーもいただきました。

今月のコーヒー(500円)とピスタチオ

コーヒーを頼むと、自分の好みのコーヒーカップを選ぶことができます。マスターの後ろには、さまざまな模様のコーヒーカップがずらりと並んでいます。
ちなみに取材をした11月のコーヒーは「タンザニア ゴールドマイン キボー(タンザニア北部のタリメ地区で栽培)」。引き締まった酸味の感じられるコーヒーです。

コーヒーを淹れるマスター

お店の入り口には焙煎機がありました。生豆を注文すると、この高速焙煎機「トルネード」を使ってその場で焙煎してもらえるんです。コーヒー豆によってお勧めする焙煎時間が異なりますが、約5分程で焼きあがります。

この焙煎機でコーヒー豆を焙煎します。右側には、お勧めの焙煎時間が書いてあります。
焙煎する前のコーヒー豆はなんと白色!
5分ほど焙煎すると、一般的なコーヒー豆の色に変化します

喫茶レトロタイム

次に市バス(「長良橋」バス停から「地下鉄岩塚」バス停)に乗って喫茶レトロタイムに移動です。
地下鉄東山線「岩塚」駅からは歩いて約3分。名前からしてレトロ喫茶の「喫茶レトロタイム」に到着です。
ここでみんなでお昼ご飯を食べることに!

喫茶レトロタイムの外観

懐かしいメニューがずらり♪何を食べるか悩みましたが…私は、鉄板ミートスパをいただきました!鉄板に卵を敷いてその上にスパゲティが乗っているスタイルは「ザ!名古屋!」ですよね!私は、県外出身なので名古屋に来て初めてこのタイプのスパゲティを食べたのですが、熱々のスパゲティと卵がほんとにおいしい!この日もペロリとたいらげました!

鉄板ミートスパ 750円
鉄板イタリアンスパ 750円
鉄板オムライス 800円

店主は、フランス三ツ星レストランのパティシエだったそう。ここに来たら、数量限定の日替わりデザートとのセットがマスト!

濃厚なチーズケーキ。ランチとセットで+200円

喫茶 サンモリー

「地下鉄岩塚」バス停から歩いて約5分の「喫茶サンモリー」。ご夫婦で営んでいる喫茶店です。外観もレトロですが、内装もレトロで素敵です。

素敵な佇まい。実は喫茶店の右側にくまちゃんの置物が…ぜひ探してみて!

たくさんあるメニューの中からフルーツサンドとドリンクを選びました。
フルーツサンドを食べるとふんわりと甘くと~ってもおいしかった!
そしてなんといっても、この見た目がかわいい!インスタ映え間違いなしです。

左:フルーツソーダ 450円、右:フルーツサンド480円

こちらの喫茶店は、ご実家が牛乳やフレッシュを扱う商売をされていた縁で、昭和53年(1978年)から約45年余りに渡ってご夫婦で営まれているそうです。
奥様に長続きする秘訣を伺うと、「諦めないことだね。ダメな時も諦めずにずっとやりつづけることかな。ここが存在し続けるだけで、安心して来てくれるお客さんがいることが嬉しい」と笑顔でお話しくださいました。

「長く続ける秘訣は諦めないこと」と語る奥様。お二人ともお若い!

中村公園

地下鉄東山線「岩塚」駅から「中村公園」駅まで移動し、そこから中村公園へ!
中村公園駅を降りて地上に上がるとすぐに目を引くのは赤い鳥居!市バスで移動する車中からも見えますよ!

みてみて~とはしゃぐ岡本さん笑

地下鉄東山線「中村公園」駅から歩いて約8分で中村公園に到着です。中村公園の愛称は「秀吉清正公園」。有名な豊臣秀吉と加藤清正からとった愛称です(二人とも名古屋市中村区で生まれた)。このエリアは、豊臣秀吉を祭神とする豊國神社、秀吉・清正の生誕地碑など、多くの史跡があります。

到着!

秀吉の馬印(うまじるし。大将が乗る馬の側に立てて、その所在を示す目印としたもの)は“ひょうたん”であったと言われており、その「千成瓢箪(せんなりびょうたん)」にちなんだ瓢箪型の池をはじめとして公園内にはひょうたんの形をしたものがたくさん!
みなさんも、公園内のひょうたんを探してみてくださいね。

太閤秀吉功路(名古屋市が設置した、名古屋駅から豊臣秀吉の生誕地の石碑が立つ中村公園までのルート)最終地点のひょうたん

のんびりと中村公園を散歩していると、中村公園事務所の前に猫がいました。
立ち止まってちょっと一息。。。

たまらなくかわいい♡
池のそばのラジオ塔。どうやって音が鳴っていたのだろう…

常泉寺

秀吉公が生まれてはじめてここの湯につかった…と言われている「豊太閤産湯(ほうたいこううぶゆ)の井戸」があります。常泉寺、というだけに常に清水のあふれるような井戸だったそうですが、昭和40年代に一度は枯れてしまいましたが、再び源泉が復活したそうです。

豊太閤産湯の井戸

演劇練習館(アクテノン)

中村公園から歩いて約20分のところにある建物「演劇練習館(アクテノン)」は、稲葉地公園の中にあります。昭和12年(1937年)に稲葉地配水塔として建設され、昭和19年(1944年)でその役割を終えました。昭和40年(1965年)から平成3年(1991年)までの間は中村図書館、平成7年(1995年)からは、演劇をはじめとしたさまざまなジャンルの舞台芸術の練習場として利用できる施設(有料・要予約)です。
この大きさわかりますか?

岡本さんと比べてみてください!大きい!
晴れた日に撮影。青空と白い建物のコントラストが素晴らしい!
古代ギリシャ神殿風の建物は名古屋市の都市景観重要建築物に選ばれています。

喫茶ツヅキ

「中村公園駅」バス停から市バスに乗って「大門通(おおもんどおり)」バス停で下車。歩いて約2分で喫茶ツヅキに到着です。喫茶ツヅキはビルの2階にあるので、このコーヒーカップの看板を目印に行ってくださいね。

お店に入ると喫茶ツヅキの歴史のわかる写真が通路にあります。昭和21年(1946年)創業です。歴史を感じますよね。

昭和21年(1946年)創業当時の写真

高さ約3メートルの脚立からコーヒーとミルクをカップに注ぐ「天井落とし」のパフォーマンスが有名です。カフェ・オーレを入れる瞬間みんなで「お~~~~~」と大喝采!
このカフェ・オーレ、カップからコーヒーやミルクが飛び散らないところがすごい♪

熟練の技を披露する店主(左)と、思わず拍手をする岡本さん(右)

周りのお客さんが食べているのが気になって頼んだホットケーキパフェ。とっても大きくてフルーツたっぷりで豪華!他にも気になるメニューがたくさんありました!

大きさに驚く岡本さん

最後に

今回沢山「食べて」「飲んで」巡ったレトロ喫茶!名古屋にはまだまだ知らないお店がたくさんあるんだな~と思いました。家に帰って歩数を見ると2万4000歩(笑)
たくさん食べたけど、歩いたからプラスマイナスゼロだと言い聞かせて、一日を終えました(^^♪
これから寒くなりますが、ぜひ皆さんも市バスや地下鉄に乗って、お出掛けしてみてください!

最後まで読んでいただいた方にプレゼント!

交通局~オリジナルメモ帳・ボールペンセット5名様

対象:名古屋市内在住の方
締切:1月31日(金)まで
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