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土岐川・庄内川流域治水調査員自由研究入賞者 市長へ入賞を報告


 若い世代が土岐川・庄内川での流域治水について考え、親しみを持ってもらうことを目的として募集された、土岐川・庄内川の身近な流域治水に関する自由研究。みごと賞を受賞したお二人が、自らが行っている流域治水への取り組みを市長に報告しました。
 
今年度の作品募集はこちら
応募は9/29(金)まで

流域治水とは?
 
河川の仕事をしている人たちだけではなく、流域のみんなで一緒に水害を減らすように取り組もうという考え方のこと。
 
名古屋市を流れる庄内川や、その上流の土岐川流域では、国・県・流域の市町や企業などから構成される流域治水協議会を全国に先駆けて設立し、あらゆる関係者が共同して水害対策に取り組み体制を構築しています。現在は41機関が参画。
 
名古屋市の流域治水プロジェクトについて、詳しくはこちら



土岐川・庄内川流域治水自由研究「庄内川ものしり賞」を
受賞した松尾 泰志 (まつお たいし)さん 

自由研究テーマ「庄内川について」




土岐川・庄内川流域治水自由研究「八田川・地蔵川博士で賞」を
受賞した伊藤 奈桜 (いとう なお)さん 

 
 自由研究テーマ「発見!川のひみつ」




「川のはんらん」など「川の危険性」について調べて分かったこと
 
松尾:大雨で川の水が氾濫して堤防などを壊し、家などを流したりする危険性があるので、今では堤防の高さを高くしたりしていることが分かりました。
 
伊藤:川の様子は急に変化するということ。例えば、川の水位が急に増したり、川の流れが急に早くなったりします。それにより避難が遅れることもあるということが分かりました。
 
市長:なるほど。堤防を高くするのも大事だけれど、天気予報をちゃんと見とれば逃げることができるんじゃにゃあきゃあ?
今では、雨が降ってくるとどれだけ川の水位が上がるかということを研究したりしとるんだよ。
 
 

 
  
自分や家族が被害にあわないために取り組みたいこと
 
伊藤:あらかじめ、身の周りの危険な場所や高く丈夫な建物を確認しておき、被害に遭わないように取り組みたいです。
 
市長:あらかじめ雨が降ってきたら、どこに逃げたらいいかと。松尾くんはどうだ?
 
松尾:避難場所を見つけておいて、防災グッズなどを集めておいて対策する。
 
市長:なるほどね。ほんだけど、対策しとっても自分は被害に遭わないとみんな思っとる。まさか近くの川が溢れてきて、自分のところが水浸しになるなんて誰も思ってないでしょ。そんなことは起これへんと思っとる。みんなそうでしょ。

思っているところが一番危にゃあ。油断というやつ。2階に上がれば大丈夫と思っとる。
 
市長:本当に2階まで水が来たら(二人だったら)どこに逃げる?
 
二人:・・・??
 
市長:ナゴヤで有名だった双子のおばあちゃん、きんさんぎんさんの話だけれど、「伊勢湾台風の時は、外に出てみんな死んでしまった」と言っとった。「姪っ子が目の前で死んでしまったが、どうにもならなかった」と。
 
「自分たちは天井を突き破って、瓦を突き破って上に逃げた」と。それで助かった。咄嗟になったら上に逃げなくてはいかんということらしいわ。
  
みんな自分のところは大丈夫だと思っとる。その油断が命取りになる。油断せず、いざとなったら上へ上へ逃げるといい。
 
 
市民のみなさんに一言
 
松尾:皆さんも、少しでも川が氾濫した時に対応できるように、避難場所などを確保しておいて、すぐ逃げられる準備などをしておいた方が良いと思います。
 
伊藤:水害グッズやハザードマップを用意して、もしものときに備えましょう。
 

みんなにも読んでほしいですか?

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