見出し画像

社会や時代背景から名古屋が求められていることを皆で考えてみた。#ワークショップ2日目

皆さん、こんにちは。シティプロモーション推進担当です。

そろそろ投稿あるかな~?どんな状況なんだろう?と少しでも考えてくださった方、ありがとうございます。(投稿のモチベーションになります!)

私たちシティプロモーション推進担当は、名古屋市に住んでいる方にはこれからも住み続けたい・働き続けたいと、名古屋市に住んでいない方には行ってみたい・住んでみたい・働きたいと思っていただけることを目指して活動しています。このnoteでは、私たちが開催したイベントのレポートや活動報告をマガジン「シティプロモーション」で発信しています!

はじめましての方も、ちょっとした驚きや色々な人の意見に面白さを感じていただけると思うので、ぜひこのまま最後までご覧ください。

さて、早速ですが…

今回もワークショップ行いました!

え、また?と思った方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

しかしながら、前回とは全く違う目的となっているので、ただテーマが違うということではありません。
まだ前回のレポート記事をご覧になっていない方はぜひご覧くださいね。

前回の記事「名古屋らしさ・価値観を皆で考えてみた。#ワークショップ1日目」


今回のワークショップの目的

前回のワークショップでは「名古屋市らしさ、価値観」(=SEEDS)を紐解く作業を行っていきましたが、今回は世の中が抱える課題(=NEEDS)を考えました。

世の中が抱える課題って、かなりスケールが大きいので、名古屋とどう関わっていくのか気になりますよね。
シティプロモーションにおいて、この世の中が抱える課題を名古屋“だからこそ”解決できる!
というところが非常に重要になっていきます。

そこで、世の中の課題を洗い出し、それに対応する名古屋の強みを見つけることで、名古屋の強みをより説得力のあるものにしたいと考えています。今回のワークはその第一歩です。

今回のワークのテーマは3つ。

テーマごとにご意見をご紹介します。

テーマ1:あえて嫌われたい人、あえて好かれたい人

1つ目のテーマの“あえて嫌われたい人”というワード、見たときのインパクトが強いですが、これは単に「ゴミをまき散らす人」や「ルールを守らない人」など、皆が嫌がる人を議論するという意味ではありません。

例えば、自然豊かな街で「高層ビルを求める人」はミスマッチを起こしています。
あえて逆の発想をしていくことで、名古屋はどのようなところで、名古屋にどんな人が来てほしいか?という答え(ターゲット)をより明確にすることが出来るのです。

では、なぜ “人“に限定してるのか?

地域のブランディングというのは、施設・場所、食べ物などが真っ先に思いつきますが、それだけでなく空間自体、つまり、そこに存在している“人”も含めてイメージづけられます。

このテーマを考えていくことで、どんな人を呼び込んで、どのような街にしていくのか、考えをさらに深めることができます。

今回も皆さんに熱い想いをぶつけ合っていただきました。

1回目から引き続き参加された方も、今回が初めての参加となる方も、これから変わりゆく名古屋の姿をより深めていただきました。

1つ目のテーマである、あえて嫌われたい人では、「常にイヤホンをつけている人」「地元への思い入れのない企業」「ツッコミが鋭すぎる人」などが挙がりました。名古屋はごちゃまぜ文化がありますが、そこに「なぜバタートーストにあんこを乗っけようと思ったの?」などの質問をされると案外困りませんか?
ということで、鋭いツッコミは名古屋の文化とは合わないのではないか?という話がありました。
あえて好かれたい人では、名古屋の人の温かさを受け入れる「世話好きな人」、なごやめしやモーニング文化を好いてほしいという思いから「食べることが好きな人」など意見が挙がりました。また、「今年・来年で26歳になる人」といった、ピンポイントの年齢も。転職や結婚、子育てなどのライフイベントをきっかけに名古屋への転居を考えてほしいという思いから意見が挙がりました。

テーマ2:世の中が抱えている課題は何か?

2つ目のテーマである世の中が抱える課題に関しては
模造紙からはみ出るくらいの付箋が…!付箋から熱量がわかります。

少子化と高齢化による働き手不足や、子育てへの不安、正解を要求されることが多い、という窮屈さなど、さまざまな意見が出されました。

将来が不安で希望が持ちづらい、
人と人とのつながりが希薄になってきてしまっている、など
今後名古屋らしさや価値観を活かせるのではないか?というような意見も同時に飛び交っており、参加された全ての方に名古屋の未来について考えていただくことができたと思います。

テーマ3:名古屋市がもっとも憧れられるポイントは何か?

次に名古屋市がもっとも憧れられるポイントについて考えてもらいました。
“もっとも”というのが難しいですが、なんと、参加者の皆さんの意見は6つの方向性に分かれました。

「ゆとりや余裕のあるまち」
経済的にも、地理的にも、都市として一通りの魅力が揃っているからこそ、変わっていけるポテンシャルがある、という意見がありました。

「選択肢が多様であること」
何かを諦める必要がなく、選択肢が多いからやりたいことが実現できる。
また、選択肢が多様なことで、飾らずにありのままでいる選択も受け入れてもらえるといったさまざまな意味での“選択肢“もありました。

・そして、選択肢が広いというところから派生して「多様性があるまち」も多くの方が挙げていました。
「ごちゃまぜ文化」というワードがワークショップDAY1から出ていましたが、色々なものを組み合わせる足し算の文化や、受け入れて取り込む文化がベースにあるので、多様性が憧れられるポイントだと思っている方が多かったです!

他には、
「大都市なのにまちに温もりがある」
「教育や子育てがしやすい」
・日本の真ん中というロケーションで色々なエリアにアクセスしやすい「地理的な便利さ」といった声も。

ただ、これらのような憧れられるポイントを会話にしたとき、
自分「名古屋に住んでいるんだ」/「名古屋に引っ越すことになったんだ」
友人「いいな!名古屋って〇〇〇〇だもんね~!」
の〇〇〇〇が言われて嬉しい内容かどうか?が大事なポイントです。

それも踏まえ、何と言われたら嬉しいのか?どう憧れられたいのか?さらに踏み込んで考え、ブランドコンセプトに落とし込んでいく必要がありそうです。

さて、全てのテーマを話しあい、ワークショップは終了!!

DAY1・2の意見を、キャッチコピーにぎゅぎゅっとまとめてみた

今までのワークショップで出た意見などを踏まえて、「名古屋市ってどんなまち?」と聞かれたときに「〇〇なまち、名古屋」と答えられるような、ブランドコンセプトに繋がる言葉をそれぞれ話し合いました。

・自然体で生きるまち
・希望がかなえられるまち
・正解を出さなくても良いまち
・(名古屋市の人口が約230万人であることから)230万通りの名古屋
・自分の居場所が見つかるまち
・たしてもいい、かけてもいい
※一部抜粋

などなど1人1案以上の意見出しを行いました。

最後に

これまでのワークショップを通して、名古屋の良いところや、提供可能な価値を整理することができました。

特に、テーマ3で挙がった意見、名古屋は「受け入れる、繋がれる器がある」、「休日を充実させることができる」、「余裕のまち」などは、名古屋の魅力が詰まっているのではないでしょうか。
参加された方にも、共感していただいたり、新しい表現を見つけたり、「名古屋の良さを前よりも言葉にできるようになった」「もっと好きになった」と思っていただけたかなと思います。
この記事を読んでいただいている皆さんにも、少しでも名古屋の良さが伝わり、今よりも名古屋のことを好きになってもらえたら嬉しいです。
また、こんなに名古屋愛にあふれている人がたくさんいるんだと知ってもらえたらとも思います。

今後はワークショップで出た意見などをもとに、ブランドコンセプトやブランドロゴを作り始めていきます。
次のワークショップ3日目の投稿もお楽しみに!

また、市公式ウェブサイトでも活動内容を紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。