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児童館の愛称投票!~児童館の役割を全力で発揮するための第一歩~

こんにちは!子ども青少年局青少年家庭課の近藤です。

昨年度より、児童館に関わる業務に携わっています。


みなさん、児童館と聞いて思い浮かぶイメージはどんなものですか?
「児童館かぁ、小学生の時によく行ってたな」
「家の近くになくて行ったことないからよく知らないかも」
「子育て世帯の方がよく利用してますよね」
私の周りからは、こんなイメージがあると聞きました。
小学生の時のイメージだったり、子育て世帯のイメージ、そもそも利用したことが無くてあまり知らないという方も少なくありませんでした。

今回私がこのnoteで伝えたいこと。
それは、今までの児童館のイメージから、さらに広げたい!
児童館を多くの方に幅広く利用してもらえるために新たなイメージを発信したい!ということです。
もっと簡潔に言うと、児童館についてとりあえず知ってください!ということです。
そして、今実施している児童館の愛称投票に投票お願いします!ということです。
飛躍してしまった気もしなくはないですが、つまりはそういうことなのです。

児童館へのイメージ


私自身、名古屋市外で生まれ育ったのですが、地元の児童館が近所にあり、小学生の頃はよく友人と卓球をしに行ったり、季節の行事に参加したりと、割と児童館に親しみのある側だと自負していました。

しかし、そんな私でも児童館事業に携わるまで知らなかったことがあります。

実は児童館、高校生まで利用できるんです。

思えば、小学校を卒業してからぱったり利用しなくなった児童館。

でも、小学生時代に利用していた時に、高校生くらいのお兄さんに当時好きだったアイドルの似顔絵を描いてもらった記憶がありました。
ということは、地元の児童館でも、高校生が利用していたはず。
なぜだろう、なぜ私は児童館に行かなくなってしまったんだ。
私は考えました。そして気づきました。

「イメージ」だ!

『中学校に入ったらもう行かない場所』『児童館は小学生までが行っていい場所』
そんなイメージが私自身と周りの友人に浸透していて、
そのために「児童館に行こう」と誰も言わなくなったのではないかと推測します。
そして、名古屋市の中でもこのイメージが根強く浸透しているのではないか、と考えています。

今の児童館の利用者層


現在、児童館を利用いただいているのは主に乳幼児と小学生です。
16館すべてで乳幼児親子・小学生が利用率の1位2位を占めています。
(児童館を利用いただいている方、いつもありがとうございます!!!)
そして3位が保護者の方などのその他、4位が中学生、ダントツの最下位(5位)が高校生です。
高校生の利用率は16館平均で1.1%。 
児童館に来てくれている方のうち、100人に1人の割合です。なんと少ない…。

クリスマス会の様子。乳幼児親子や小学生がいっぱい!

児童館ってどんなところ?

そうでした。大事なことを伝え忘れていました。
そもそも、児童館について説明をしておりませんでした。
気を取り直して、児童館について改めて説明させていただきたいと思います。
といいつつ、ざっくりとした説明となるため詳しくはこちらをご覧ください。
児童館は名古屋市内に1区1館配置されている施設です。
利用できるのは0歳から18歳未満の子どもとその保護者。
基本的に利用料はかかりません。すべて無料です。(一部材料費がかかるものがあります。)

子どもたちがいつでもだれでも、自由に自分の意思で来ることのできる施設です。

児童館は、自由に来て自由に遊べる以外にも乳幼児向け・小学生以上向けの講座・イベントや季節の行事などを開催しています。


乳幼児親子向けの講座はいつも大人気!
お正月の福笑い。児童館では昔ながらの遊びも体験できます。

自由来館ではおもちゃがたくさんある遊戯室や、本や漫画が並んでいる図書室、卓球やバスケットボールができる体育室(ホール)など、多様な部屋での多様な遊び・過ごし方ができます。
友達と遊ぶも良し、一人で過ごすも良し。
子育て世代同士で遊んでも、職員と雑談しても良い。
とにかく自由に過ごせるところが児童館の魅力だと考えています。


広い体育室(ホール)では球技などの運動ができちゃいます!
図書室には絵本や児童書、漫画がたくさん

実際に児童館に行ってみると、小さいお子さんと遊んでいる保護者の方や、友達とカードゲームをしている小学生、卓球している親子がいたり、職員と雑談している乳幼児親子がいたり、ホールで思いっきり体を動かしている子、ピアノを弾く子や宿題をしている子がいたりと、一人一人が自由気ままに過ごしています。
そして、同じように中学生も高校生も児童館で自由気ままに過ごすことができます。
そして!なんと!各館で週に1回、開館時間を延長している日があります。
※実施曜日や開館時間は館によって異なります。
(例)前津児童館(中区)…毎週水曜 17:00~19:00
   高岳児童館(東区)…毎週金曜 中学生17:00~19:00、高校生17:00~20:00まで

延長している時間帯は中高生専用時間帯として、中学生と高校生だけが利用することができます。
これは私のイチオシの「児童館における中高生の居場所づくり」です。
中高生の居場所づくりでは、中高生専用時間帯のため、体育室(ホール)でのスポーツの本気度も違ったり、職員ともまったり話せたりします。
もちろん、いつもの児童館と同じように、友達と遊んでも一人で過ごしても良いです。
空調の効いている快適な空間で自由にお過ごしください。
中高生専用時間帯ということで、比較的落ち着いた雰囲気が流れています。
(ホールでの球技が盛り上がったりしてすさまじくにぎやかな日もありますが…)

バスケットボールは児童館でも人気の遊びの1つ!
夜はお腹が空く時間。みんなで楽しく調理をすることも。


ちなみに、緑児童館では、モデル館として試行的に中高生の居場所づくりを週3回に拡充して実施しています。
緑児童館での様子は以前記事にしてもらっているのでぜひこちらもご覧ください。

これからの児童館

今、名古屋市では児童館における中高生の居場所づくりをすすめています。
先ほど話したように私自身も「小学生」のイメージだった、そして、きっと大多数が同じようにもっているであろう児童館のイメージを取っ払って、もっと中学生・高校生に利用してほしいと思っています。
小学生は家や学校、塾や習い事など居場所の選択肢が比較的たくさんありますが、中学生、高校生になっていくにつれて、居場所の選択肢が少なくなる子たちがいます。
「今日どこで遊ぶ?」「体動かしたくない?」とふらっと来てもらってもいいです。
「なんか楽しいことないかなー」と新しい楽しみを探しに来てもいいです。
親でも先生でもない大人である児童館職員との会話を楽しみに来る子もいます。
大学生がアルバイトでいたりして、進路について聞けたりするかもしれません。
家にいてもな…と児童館でお家のように過ごしてる子もいます。
今はやりのボードゲームを無料で遊べたりもします。
一人で過ごしてたって誰も何も言いません。
でも、心配なことや気になることがあったら職員が声をかけにいきます。
子どもなら、だれもが自由に来ていい。自由に過ごしていい。
ほら!中学生も高校生もめっちゃ使えるじゃん!児童館!
だから、もっともっと知って欲しい!
もっとみんなに児童館に来てほしい!そう思っています。

愛称投票を実施します!

児童館のイメージを新しくするための良い案はないか…
昨年度、児童館を利用したことがない子も含めた中高生アンケートを実施したら、こんなことが分かりました。
「児童館って小学生のイメージ」
「児童ってついているから行くのが恥ずかしい」
「高校生も利用できると思わなかった」
そんな声がたくさんあるのを見て、確かにそうだ!と一番最初にお話しした私自身が中学生当時にもっていたイメージを思い出しました。
そしてアンケートでは、こんな声もありました。
「児童とついているから気軽に入りやすい」「なじみがある」「分かりやすい」
うんうん…確かにそうだ…!
児童館という名前に愛着を持ってくれている子もいるので「児童館」も残したい。
それなら、新たに愛称をつけよう!
ということで、愛称決定に向けた愛称投票を実施しているのです。

愛称投票用のチラシ

愛称は7月に実施した選定委員会で中高生委員により、8つの候補が選ばれています。
この8つの候補の中から、皆様の投票数をふまえて愛称が決定される予定です。
決定した愛称は来年度の令和7年度から早速使っていく予定です!

どうでしょうか。この記事を見て、少しは児童館のイメージは変わりましたでしょうか。
まだまだ知らない子・方もいる児童館を知ってもらって、児童館の力を全力で発揮させていくための第一歩です!
投票対象は市内在住・在勤・在学の方を対象としております。
たくさんの方の投票をお待ちしております。

投票フォームにつながる二次元コード


投票フォームURL: https://logoform.jp/f/U4Man
投票期間:2024年10月1日(火)~11月29日(金)

名古屋市の児童館のページ(市HP)

各児童館の案内のページ(市HP)